手荒れの季節、保湿クリームの使い方

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2018/12/07 20:00

これからの季節、気になるのが手荒れではないでしょうか? ガサついてあかぎれがある、乾燥して粉がふく、固くなってゴワゴワする。いろいろな症状があります。実は症状によって、選ぶクリームが異なるんです。

 冬は手荒れの季節ですね。水仕事や乾燥で、いつも以上にハンドクリームが欠かせません。今回はハンドクリームの選びかたと塗り方をご紹介したいと思います。

教えてくれたのは……

野村皮膚科医院 院長 野村有子(のむらゆうこ)先生
医学博士。慶応義塾大学医学部卒。日本皮膚科学会会員。神奈川県皮膚科医会幹事。1998年より横浜市に野村皮膚科医院を開業。アトピー性皮膚炎や乾燥性湿疹を中心に、男女を問わず幅広い年代の皮膚疾患の診断、治療を行っている。

症状別の選びかた

 ハンドクリームは大きくビタミン系、保湿系、尿素系の3 種類に分けることができ、それぞれ次の特徴があります。

ビタミン系

 全身に使えます。水分と油分を補給し、保湿の働きもあります。あかぎれ、しもやけにもおすすめです。ビタミンE配合のクリームは、血行を改善し、冷え対策になります。

 こんな症状の時に:乾燥によるガサガサ

保湿系

 保湿成分の入ったクリームです。全身の乾燥が気になる場所に使えます。かさつきや粉ふきが消えても毎日のお手入れとして継続することが大切です。

 こんな症状の時に:かさつき、粉ふき

尿素系

 手・指・ひじ・ひざ・かかとなど角化している場所に使います。皮膚の角化したところを溶解する働きがあります。ある程度ゴワゴワが取れたら、ビタミン系に切り替えるとよいでしょう。

 こんな症状の時に:角化してゴワゴワ

 たとえば、日々の保湿目的に尿素系クリームを使っていている場合は保湿系のクリームに切り替えると、サラッとした使い心地が気にいるかもしれません。

 また、保湿系クリームを毎日塗っているのにあかぎれが解消されない場合は、ビタミン系を使ってみるのも手かもしれません。

塗る量

 最初の3日は使う量を意識し、人差し指第一関節分を両手に塗ります。症状が気になる部分は重ねづけをします。足の場合は人差し指第二関節分が目安です。

これくらい。
これくらい。

 症状が改善されればその後はいつも通りの使用量で大丈夫です。

塗り方

 使用するタイミングは就寝前のケアがもっとも効果的。寝ながら集中ケアができて効果を実感できます。塗布後に手袋や靴下を着用すれば、べたつきが気にならず浸透も高まります

 また、血行を改善するビタミン系ハンドクリームを使用する時は、同時にマッサージがおすすめです。マッサージをすることでハンドクリームの効果をより高め、さらに末端の血流の改善に役立ち、冷えの予防にもつながります。

 最後に、野村先生とハンドクリームのユースキン製薬が監修した、「ビタミン系クリームを使った手の肌荒れ重症化を予防するマッサージ」を教えてもらいました。動画がありますのでご紹介しますね。

 なお、こちらの動画では手や足のひび、あかぎれを治療する「ユースキンA」というクリームが使用されています。

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