日本人のクリスマスって、実はアメリカ人から見たらちょっと面白く不思議に感じるそうです。それはそれとして、日本でもおいしく作れる、骨付き鶏モモ肉の照り焼き風チキンを、NYに暮らすミーシャさんが教えてくれました。

アメリカ人にとっては「?」の日本人のクリスマス

 早いもので、この感謝祭とクリスマスに関する原稿を書いてもう1年がたとうとしています。

 この時期になると、たまに、アメリカの新聞や雑誌に日本のクリスマスに関する「ある習慣」が面白おかしく書かれることがあるんです。私もこの10年の間に何度か目にしては、これってホント?とアメリカ人たちに聞かれてちょっと困った思いをしました。何のことだと思いますか?

 「なぜ日本人は、クリスマスにケンタッキー・フライド・チキンを食べるのか」

 これがちょっとした話題になるんです。

 実際、英語で「Japanese eat KFC at Christmas」などと検索すると、それに関する記事がいくつも出てきます。例えばこんな感じ。BBCなどのニュースサイトをはじめ、さまざまなメディアが解説しています。

 私も日本にいた頃は、クリスマスに家族とKFCのフライドチキンを買ったことがありますよ。割と普通ですよね。

日本のケンタッキーはクリスマスに大人気です
日本のケンタッキーはクリスマスに大人気です

 これがなぜアメリカでジョークのように語られるかって?

 実はアメリカでのKFCは、決しておしゃれなものではなくチープなイメージがあるからなんです。

 KFCに限らず、今はファストフード業界全体が、安くて不健康な食事、肥満の原因といった、好ましくないイメージだと思います。

 特に中流階級の人々にとってファストフードはジャンクフードそのもので、「ちょっとした食事が便利にできる場所」というだけではないんですね。

 クリスマスのディナーといえば、アメリカでは感謝祭に次いでアメリカ人が楽しみにしている食事。わざわざそんな日にチープでジャンクなファストフードなんてあり得ない。それが日本では国民的に受け入れられているところが、アメリカ人には不可思議なことなんだと思います。

 どうして日本でクリスマスにKFCのフライドチキンを食べるようになったかという説明は日本ケンタッキー・フライド・チキンのWikipedia(こちら)のクリスマスの項目に書いてありました。

 1970年代~80年代といえば、まだまだ日本人がアメリカのものを真似したがった時代。

 今でこそ、ネットやSNSの普及で逆にアメリカ人がramen(ラーメン)やmatcha(抹茶)といった日本のものを真似するようになりましたが、クリスマスという華やかな日にジャンクフードを流行らせてしまったのは日本の大きな誤解が元だったとは、おかしな話です(笑)。

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