新しい年が明けましたね。「#お昼が楽しみになるお弁当」というハッシュタグの名付け親として有名な、大人気インスタグラマーの母熊さんには、ちょっとだけ胸を張れることがあるんだとか。

 明けましておめでとうございます。

 こちらへの寄稿が始まり、早一年以上が経ちました。Instagramという画像投稿SNSからのご縁にも関わらず、母熊の文章にフォーカスしてくださった編集部の本田さんにいただいた素晴らしい機会は、今や生活の大きなモチベーションとなっています。

 いつもアクセスしてくださる皆さま、今年初めましての皆さま、編集部の皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

結婚26年。料理だけはそこそこがんばってきました

塩麹に漬けたブロック豚肉を煮込んで作る「塩麹豚のしっとりポトフ」はInstagramで作り方動画https://www.instagram.com/p/Bn7MGJwHrML/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=2tlcb3lkyigkを公開しています
塩麹に漬けたブロック豚肉を煮込んで作る「塩麹豚のしっとりポトフ」はInstagramで作り方動画を公開しています(こちらから)

 私ゴトですが、春が来たら結婚して26年になります。

 基本的にナマケモノな母熊は、及第点をいただける家事はあまりないと思います。

 整理整頓、掃除、家計管理、洗濯、このあたりは間違いなく赤点です。何とか共白髪となれたのはひとえに夫の協力と寛容さのおかげです。

 しかしながら料理だけは「命を担保するもの」という自覚がうっすらとありましたので、そこそこがんばってきました。

 まぁスキさえあれば怠けたいので、土日の朝は菓子パン!とか、朝マック!とか、けっこうな頻度で頼ってしまっていた、そんな時期もありましたが。

 その頃はたぶん、子育てだけでいっぱいいっぱいだったんだろうなぁと…わずか4年間で3人の子を授かった割にキャパの小さい私は、自分を保つためにやむを得ない行動だったのかもしれません。できることなら20年前の私をちょっと助けてあげたいくらいです。

おかずは手抜きでも、必ず「汁物」を添えてきました

落とし卵の味噌汁。バタートッピングでコクうまです。材料は、ベーコン、白菜、人参、ブロッコリー、トウモロコシ
落とし卵の味噌汁。バタートッピングでコクうまです。材料は、ベーコン、白菜、人参、ブロッコリー、トウモロコシ

 そんな私がたったひとつ、ちょっとだけ胸を張れることがあります。汁物のある食卓。これは我が家26年の歴史の中で、いつだって当たり前の光景でした。

 どんなにおかずは手抜きでも、どんなに暑い日でも、おうちごはんには汁物を添える。その暗黙のルールは、夫婦間でのことなのか、私の中の一線なのか、今となってはわかりません。

和風トマト鍋。茅乃舎だしと塩で味つけ、仕上げにごま油を回しかけただけのシンプルなもの。材料はシャウエッセン、三之助の湯豆腐くん、なると、白菜、原木椎茸、エノキ、トマト
和風トマト鍋。茅乃舎だしと塩で味つけ、仕上げにごま油を回しかけただけのシンプルなもの。材料はシャウエッセン、三之助の湯豆腐くん、なると、白菜、原木椎茸、エノキ、トマト

 ただ、一姫二太郎、三も太郎!年子のサッカー男子と、体が資本のガテン系夫のいる6人家族の胃袋を満たし栄養もしっかり摂れる汁物は、主婦として母としての心の支えでした。

 とりわけ夏場の味噌汁は健康管理に重要な役割を果たします。外活動の多いうちの男衆にとって、水分と塩分の補給は死活問題でしたから。

しじみとふのりの味噌汁
しじみとふのりの味噌汁

 でも実は、その習慣がぐらついたことが一度だけありました。

 ひと昔以上も前のある時、ママ友からこんなことを聞いたのです。

 「うち、暑い時期は食卓に麦茶とか置いておくだけで、味噌汁とかぜんぜん作らないよ

 (えっ、それアリなのね!)

 そういう家庭があるのが想定外だったので、めっちゃ驚きました。

 母熊はスキさえあればサボりたいわけですから、これはいい情報だ!とばかりに、すぐに我が家に持ち帰りました。

 「ねぇねぇパパ、○○ちゃんちは、夏は味噌汁の代わりに麦茶なんだって!それもアリだねー」

 夫はあっさりと「…やっぱり汁がないとね、飯食った気がしねぇかんな」。

 新常識の提案は秒殺で却下されました。そうね、夫にとって何にもメリットのないこんな話を無茶振りしても、そうなるわよね。

 今思うと、この時の会話は、我が家の汁物の立ち位置を不動のものとする更なるきっかけとなりました。

 だって母熊、つまるところは夫の「うん、うまい」が聞きたくて日々のごはんを作っているわけですから。

夏にはトマト麺つゆそうめん(揖保乃糸)。鶏ハム、小ねぎと青じそとみょうがをたっぷりトッピング。さっぱり、でも栄養もしっかりの夏バテ知らずのワンプレートそうめん
夏にはトマト麺つゆそうめん(揖保乃糸)。鶏ハム、小ねぎと青じそとみょうがをたっぷりトッピング。さっぱり、でも栄養もしっかりの夏バテ知らずのワンプレートそうめん

夫の好物、ごちそう汁物

豚汁。粘る芋が苦手な娘がいる時はさつまいもやじゃがいもで
豚汁。粘る芋が苦手な娘がいる時はさつまいもやじゃがいもで

 そう言えば、夫の好物は汁物が多いのです。

 豚汁

 けんちん汁

 モツ煮

 おでん

 具材たっぷりの煮込みうどん

 ミネストローネ

 ロールキャベツ

 我が子が巣立ってからは、帰省したらできるだけ作るようにしている”ごちそう汁物”。一人暮らしの子供たちが普段おそらくおざなりにしているであろう食材数の穴埋めをしてあげたくて。

兄熊に「具材のリクエストある?」って聞いたら「大根!」て言われて嬉しかったおでん。買った具材ばかりのおでんの中でも、大根は下ゆでしてからじっくり煮ているから手作りですもの(笑)
兄熊に「具材のリクエストある?」って聞いたら「大根!」て言われて嬉しかったおでん。買った具材ばかりのおでんの中でも、大根は下ゆでしてからじっくり煮ているから手作りですもの(笑)

 もちろん夫も「おっうまそうだね!」と、喜んでもりもり食べてくれます。

平日の朝でも作れる、牡蠣たっぷりのシチュー。常備菜の牡蠣のオイル煮と作り置きの塩茹でブロッコリーを活用し「母熊のホワイトソースhttps://minna-no-kurashi.jp/article/detail/386?p=5」でちゃちゃっと作りました
平日の朝でも作れる、牡蠣たっぷりのシチュー。常備菜の牡蠣のオイル煮と作り置きの塩茹でブロッコリーを活用し「母熊のホワイトソース」でちゃちゃっと作りました

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