フランス人は、子どもを小さな大人として扱う

(イメージ写真=iStock.com/SbytovaMN)
(イメージ写真=iStock.com/SbytovaMN)

 フランスの子育ての特徴の1つに、フランス人は子供を小さな大人として扱う、ということがあります。

 どんな小さな子供が相手でも、その人のアイデンティティを尊重し、大人と同じように対応をするべきだという考えです。

 そしてその考えの中の1つの行動がこの、「説明する」ということです。

 この一件でもわかるように、相手が赤ちゃんだから、子供だから、どうせ言ってもわからないだろうとは決して思わず、どんなことでもしっかりと説明してあげるべきだと考えられているのです。

マダムが説明してくれたから、息子は安心して待っていられた

 フランスで出産をし、子育てをしていた私は、もちろんこのフランス流の考え方を知っていたのですが、バスでの状況に私はパニックになり、とてもじゃないけれど、息子に今の状況を説明しようなんていう考えが浮かばず、とにかくその状況を抜け出すことに必死になっておりました。

 でも、このマダムに言われ、ハッとしたのです。

 まさにその通りだと。

 言葉が話せない分、赤ちゃんと言うのはママの表情を読み取るのがとても上手だと言います。そんなママがパニックな状況なのを、赤ちゃんはわからないはずがないのです。

 なので私は何よりも先に、息子に状況を説明して安心させるべきだったとすごく反省しました。

 この時に息子が大人しく待っていてくれたのは、きっとこのマダムの説明のおかげで息子は安心感が得られたから。今でも彼女にはとても感謝をしております。

マダム愛さんの記事一覧

もっと読む

これもおすすめ