バレンタインといえば
こんにちは! お菓子ブログ〈Single KitchenでSweetsを〉のmarinこと森嶋マリです。
2月といえば、バレンタインデーですね。
本命チョコとは無縁になってかれこれ何十年、という感じですが、それでもやっぱり、2月にはチョコレートのお菓子を作りたくなります。

チョコレートの歴史。昔は王様の飲み物だった?
そう、チョコレート。チョコレートには4000年の歴史があるのをご存知でしたか?
といっても、いま、私たちが食べているような固形のチョコレートができたのはだいたい150年ぐらい前。
それまでの3850年間、チョコレートは飲み物だったんです。
チョコレートの原料はカカオ豆。メキシコなどの中米が原産のカカオの木から採れます。マヤ文明やアステカ文明の時代、カカオはお金の代わりに使われるほど珍重され、カカオ豆をすりつぶした飲み物(当時のチョコレート)は王様の飲み物でした。
チョコレートの飲み物といえば、頭に浮かんでくるのがココア(ホットチョコレート)。アステカの王様もココアを飲んでいたのかな? と思ったら、大間違い。
アステカの王様が飲んでいたのは、カカオ豆をすりつぶしたものに、唐辛子やトウモロコシを混ぜこんだスパイシーなドリンクです。無糖で、ピリリと辛くて、ドロドロした飲み物だったようです。
ちょっと想像がつかない味ですよね。
カカオの衝撃。そんなところに実をつける!?
想像がつかないと言えば、そもそもカカオの実だって、どんな味なのかよくわかりません。さらに予想外なのが、カカオの実のなり方。普通は、枝に花が咲いて、それが実になると思うじゃないですか。でも、カカオは幹に花が咲いて、それが実になります。太い幹から赤や黄色の実がぶらーんとぶら下がっている光景を、初めて(テレビで)見たときには、かなり衝撃的でした。

さらに、カカオは無数の花が咲いても、その中の1%ぐらいしか実にならないのだそうです。アステカ文明でカカオが珍重されていたのも納得です。