子どもの野菜嫌い克服、5つのポイント

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2019/02/09 06:00

野菜が嫌いな子ども、どうすれば良い? 料理研究家・栄養士の浜田陽子さん監修「野菜を好きになるトレーニング“ベジトレ”5つのポイント」をご紹介しましょう。

 突然ですが、子どもが1日に摂取する野菜の理想的な量を知っていますか?

 野菜ジュースやケチャップでお馴染みのカゴメの調査によると、73.8%のお母さんが「何グラムが理想か知らない」と回答しました。ほとんどの人が、子どもがどれくらい野菜を摂取すればよいのか把握していないようです。

 ちなみに、カゴメが理想の野菜摂取量としているのは次の通り。

 3~5歳(幼稚園)240g

 6~7歳(小学1年)270g

 8~9歳(小学2・3年)300g

 10歳以上(小学4年以上)350g

 ※厚労省が推奨する「4つの食品群年齢別・性別・生活活動強度別食品構成」/身体活動レベルII(ふつう)参照。

 子どもには野菜をたくさん食べて、元気に過ごしてもらいたいと思うのが親心ですよね。とはいえ、子どもが野菜を嫌がって食べてくれないのも悩みのタネではないでしょうか?

 そこで、料理研究家で栄養士の浜田陽子さん監修「野菜を好きになるトレーニング“ベジトレ”5つのポイント」をご紹介しましょう。

POINT 1:子どもに野菜を選ばせる

 子どもに“選ぶ”という主体性のある行動をしてもらうことがポイントです。

 一緒にお買い物に行って「野菜は色が濃い方がおいしいんだって! どれが1番色濃いかな?」など、声をかけてあげるのがオススメ。自分で選んだ野菜なら子どももチャレンジしやすいです。

 家族に協力してもらい、「パパが自分の選んだ野菜をおいしいと言ってくれた!」など野菜にまつわるポジティブな経験を積ませてあげましょう。

POINT 2:お手伝いで素材に触れさせる

 料理のお手伝いをすることで、ご飯を作る手間や大変さが経験でき、食べることの大切さを感じることができます。

 レタスをちぎる、ミニトマトのヘタを取るなどは3歳くらいになれば、お手伝いできます。切る作業は早いと4歳くらいから、プレ包丁やテーブルナイフを使えばできます。小学1年生くらいからはこども包丁にステップアップさせてあげてOKです。

 熱を使う「炒める」作業は小学3年生くらいから徐々にお願いしてみましょう。

POINT 3:自尊心をくすぐる声掛け

 自尊心をくすぐる声掛けは、子どものモチベーションアップに非常に効果的。「思い込みではっきりした理由がないまま野菜を遠ざけていたが、チャレンジできたきっかけは声掛けだった」という子どもも多いのです。声掛けの際は以下のポイントを意識してみると子どもの自尊心をくすぐりやすいです。

 ・野菜を食べられたらその場にいない人に報告させる。例:「全部食べられたらおばあちゃんに自慢しよう!」

 ・子どもの知らないところでほめていたのをこっそり伝える。例:「昨日ニンジン食べられたのすごいってパパが言ってたよ!」

POINT 4:野菜ジュースや野菜を使ったおやつを活用

 野菜が入っているのに飲めた・食べられたという成功経験をすることが子どもの自信につながります。

 「口に入れた」という実感を持たせるためのファーストステップとして、野菜ジュースや野菜を使ったおやつは有効と言えるでしょう。

POINT 5:野菜ジュースやトマトジュースを使ったおかずを活用

 野菜ジュースをそのまま飲むのも難しいようであれば、料理に使ってみるという手段もあります。

 例えば、カレーの調理で水を使うところを、野菜ジュースに置き換えるのも効果的です。このときのポイントは、「この料理に野菜ジュースが入っているんだよ」と事前にきちんと子どもに教えること。

 子ども自身に「この料理には野菜ジュースが入っていて、自分の口に入った」ということを理解させることが成功体験へとつながり、野菜嫌い克服への第一歩になります。

 子どもがせっかく作ったご飯を食べてくれなかったり、お野菜を食べてくれなかったりすると、悲しいし不安になるし、正直イラッとしてしまうこともありますよね。そんな時は、気分を入れ替えて5つのポイントを意識してみてください。

 ★教えてくれた人:浜田 陽子さん
 株式会社Studio coody代表取締役・料理研究家・栄養士
 「生活習慣病」「食育」「ダイエット」「乳幼児栄養」「妊産婦栄養」を専門分野とし、“心と体に美味しいレシピ”を提案する。2児(長男:H9生、 長女:H11生)のシングル母。

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