それでも季節はめぐる。冬から春へ。

印刷用を表示
2019/02/18 07:00

寒い冬、畑では土を休ませ、春の種まきに備えるといいます。それと同時に、農家さんもひと休み、春を迎える準備をするのです。昨冬、お母さまを亡くされた にこにこ農園のTomomiさんにも、春がやってきます。

春を迎える準備

 こんにちは。にこにこ農園のtomomiです。まだまだ寒い日が続きますね。

 今、毎日私たちが畑でやっているのは、去年の10月ごろにまいた種の作物の収穫です。

 冬は、春夏に比べて、ゆっくり作物が育ちます。

 少しずつ時期をずらし、種をまき、植えた苗はほうれんそう、ブロッコリー、キャベツ、白菜、ねぎ、高菜、パクチー、大根、かぶ、サニーレタスなど。

 ほうれんそう、高菜などは、いろいろな場所で少しずつ収穫するタイミングをずらし、春先まで切らさず出荷しています(一度に全部収穫しないことで長く収穫できる=消費者に安定して供給できるのです)。

左上:キャベツ、右上:大根、左下:じいちゃんが小屋で収穫物を揃えているところ、右下:小松菜
左上:キャベツ、右上:大根、左下:じいちゃんが小屋で収穫物を揃えているところ、右下:小松菜

 1月下旬ごろから2月までは農閑期。収穫はし続けますが、種をまいたりはしません。

 この時期大切なしごとは、「天地返し」。収穫が終わった畑から、土を耕し、天地をひっくり返します。

 春に、種をまく時まで休ませる。ひっくり返すことで、土の中の草の根が外に出て、寒さで枯れます。

里芋が終わったところ。トラクターで耕し、畝(うね)をなくす
里芋が終わったところ。トラクターで耕し、畝(うね)をなくす

 太陽にまかせて、土の中を消毒するイメージです。畑を休ませるのと同時に、人も休みます。

農家の旅どき

 1月が終わるころ、よく旅に出ます。さかのぼれば私たち夫婦は2000年の9月に結婚し、新婚旅行は1月に行きました。農家の秋は忙しいのです。

 里いもの収穫が終わった1月の終わりに、1か月かけてタイ、ペナン島、ベトナムに、バックパックを背負って行きと帰りの航空券だけ買い、宿は行った先々で、自分たちで探すという新婚旅行でした。あれは楽しかった。

 1歳の娘・ニコと、三人でサイパンに行ったのも、3歳のニコを連れ、友達と5人で行ったタイも。

 一人子どもが増えて、4人で行った海外ミステリーツアーも(中国はマイナス40度の世界でした)。これらみな1月の終わりでした。

中国のパンダ動物園。肝心のパンダには一匹も出会えず(笑)
中国のパンダ動物園。肝心のパンダには一匹も出会えず(笑)

 子どもが3人になり、5人で沖縄に行ったのも2月。

 この農閑期は、私たち農家も、春を迎える準備(心と体の休息)をし、なんだかそわそわしている時期なのです(笑)

 しかし、子どもが大きくなると、なかなかみんなのスケジュールが合いません。今年は、高校生になったニコのスケジュールに合わせ、じいちゃん、ばあちゃんと一緒に家族7人で、沖縄に行くことにしました。農民の大移動です(笑)

 小学生の2人は少し学校を休むことになりますが、みんなで旅に行けるチャンスはそうありません。

 何を優先すべきかは人それぞれ。子どもたちにも「学校をお休みするけど、いい?」と聞いたら「いいよ~!」との返事、特に問題はありません。

tomomiさんの記事一覧

もっと読む

これもおすすめ