子どもを持つ親なら誰でも頭を悩ませる、PTAなどの「役員仕事」。できればやりたくないのが本音だけれど、昨今は共働き家庭も多く、「仕事があるから」では断れないのが現状。よほどの事情がない限り、この道を避けて通ることはできません。役員をやることになった時、仕事・家事・育児と役員仕事をどうこなせばいいのでしょうか。実際に仕事をしながら3人の子どもの役員を経験された綾子さんが、教えてくれました。

仕事・家事・育児にプラスされる、予想外の役割

 子どもが大きくなり、幼稚園や保育園、小学校に入る。寂しさを感じつつ、子どもの成長を喜び、「よし! 大きくなったんだから私も!」と、働くことを考える方が多いのではないでしょうか。

 お母さんが仕事をスタートする時、色々と調整しなきゃいけないことがありますが、そんな中で予想外に発生する役割があります。それが「子ども関係の役員」。

 友人の幼稚園では、毎年役員の割り振りがあるそうです。我が家は保育園で毎年の役員はありませんが、年長さんになると卒園式後に謝恩会を開催するのが恒例。私はその幹事を務めました(ちなみに、上の二人の時もやったので、幹事はこれで3回目)。

 小学校に上がれば、PTA役員、PTA本部役員、行事のお手伝い。自治体の役員に自治体子ども会の役員。さらに、学校関連のクラブ活動をしていれば、そのお当番もあります。

 自分の子どもが赤ちゃんの時に、小学校や中学校のグラウンドを休日に通りかかると必ず保護者らしき方たちがいるのを見かけました。その時は

 「休日、ずーっとグラウンドにいるの!? 大変!!」

 なんて思っていましたが…今まさに私は、息子と娘のサッカー当番になるとグラウンドの隅に真冬でも真夏でも、長い時だと1日7時間とか立っています。

働くお母さんが役員をやるのは当たり前!?

 今はフルタイム、パートタイム、色々違いはありますが、働いているお母さんがほとんど。「仕事しているから…」なんて理由は通じません。はい。

 で、私はというと…謝恩会の幹事3回、小学校でもPTA役員、自治体の役員もやりました。サッカー当番も毎週ではないですがやっています。

 子ども3人いて、フルタイム自営です。自営だと時間が自由になりそうなイメージがあるかもしれません。

 確かにそういう面もあるものの、自由だからこそ空いている時間はすべて仕事。土日も休日も早朝も関係なし。

 仕事は大好き、最高の趣味みたいなもので苦ではないのですが、役員や当番に割く時間を捻出するのには苦労します。

実際に役員をやってみて

 役員は「大変そう…」「できればやりたくない」って思いますよね。

 私も子どもが赤ちゃんの時はそう思っていました。ただ、やってみて思ったのは「悪いことばかりじゃないな」ということ。

 保育園では働いている保護者が多いので、保護者同士、送り迎え時に挨拶をかわす程度。少し立ち話をすれば良いほうです。

 でも幹事をやってみたら、他の方とざっくばらんに話せるように。これがすごく良い気分転換になりました。

 小学校では、保育園以上に保護者同士の交流がありません。また、私自身「学校」がすごく苦手でした。

 でもPTA役員の務めが、他のお母さんと仲良くなるきっかけになりました。学校に何度も行くうちに、学校への苦手意識がなくなったんです。

 サッカー当番も、1日7時間とか、確かに大変なんですけど…自分の子どもが試合をやっているところを観られるので楽しい!

 単なる練習試合でも、子どもがチームメイトと一緒になって頑張っている姿は本当に嬉しいものです。ちょっと活躍したら、もう大興奮(親バカ)!!

 子どもも、私が傍で観ているのが嬉しい様子。普段の仕事時間が長いからこそ、当番は大事な時間になっています。

 だだっ広い校庭に7時間もいたら、パソコン仕事による眼精疲労も解消されます(笑)

 役員をやってみて、思った以上に、本当に良いことがありました。

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