カーニバルの起源
今年2月16日から始まった、ヴェネチアのカルネヴァーレ(Carnevale)=カーニバル。
これは、元々キリスト教のお祭りです。
パスクア(復活祭)を迎える前に、心身を清める意味で肉断ちをする節制期間、これをキリスト教で“四旬節”と言いますが、四旬節が始まる「灰の水曜日」前夜、肉断ち期間をしっかりと乗り切るために、おいしいものをいっぱい食べて思いっきり楽しもう、ということから始まりました。
日本では「謝肉祭」と言い、最近では、仮装してパレードしたりするお祭りの一つになっていますね。
イタリアでも子供たちが思い思いの仮装をして、紙吹雪やスプレーをかけあったりして楽しみます。

また、この時期のヴェネチアは大人たちが仮面をかぶり、中世の雰囲気に包まれます。

今回はそんな時期に食べられる、イタリアのお菓子をご紹介します。
カーニバルで食べられるイタリアのお菓子
フラッペ

なんといっても有名なのがこちらのお菓子。このお菓子は、地方によって様々な呼び名があり、作り方や形も少しずつ違っています。
ローマ→フラッペ(Frappe)
服やカーテンにつける「ひだ飾り」という意味があります。フラッペは小麦粉、バター、卵、砂糖といったクッキーの材料で作られ、揚げるのが基本ですが、最近はカロリーを気にして、揚げずにオーブンで焼いたタイプもあります。
ミラノ→キアッケレ(Chiacchiere)
「おしゃべり」という意味で、おしゃべりをしながら食べるお菓子ということだそうです。生地にアマレット(アーモンドのような香りのするリキュール)が入ります。
トスカーナ→チェンチ(Cenci)
「布切れ」という意味です。生地にヴィンサント(イタリアのデザートワイン)が入るのが特徴です。
ヴェネツィア→ガラーニ(Galani)
「薔薇結び」とか「蝶形」という意味。
ピエモンテ→ブジィエ(Bugie)
「うそ」という意味。
フリウリ→クロストリ(Crostoli)
生地にグラッパ(イタリアの蒸留酒)が加わります(この単語は、「フリウリ地方のカーニバル時期に食べられるお菓子」ということで、イタリアの友人に聞いてみても語源が分かりませんでした)。
マントゥヴァ→ラトゥーゲ(Lattughe)
「レタス」という意味。
サルディーニャ→メラヴィリアス(Melaviglias)
「素晴らしいこと」という意味で、手の形をしています。
ロマーニャ→フィオッキ(Fiocchi)
意味は「蝶ネクタイの形」。リボン状の形で粉砂糖をふるほかアルケルメス(甘い赤いリキュール)をかけたりします。
カスタニョーレ

もう一つのお菓子がカスタニョーレ(Castagnole)。一口サイズのドーナッツみたいなものです。
カスタニョーレのレシピは、生地にリコッタチーズが入ったものもあります。また、中にチョコレートクリームやカスタードクリーム、ジャムなどを詰めたタイプも。
我が家ではシンプルな、何も入っていないものが好きです。
ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ

揚げたシュー生地の中にも、上にもクリームがたっぷり。サクランボのシロップ漬けを乗せます。
父の日がある3月がたいていカーニバルと重なることが多いことから、このお菓子もカーニバルの時期、1月から3月中旬位まで食べられるようになったそうです。
フリッテッレ・ディ・メーレ

横に薄く切ったリンゴに、衣をつけ揚げたものです。
ほんの一部ですがご紹介しました。