年に数回しか食べられない、イタリアのお菓子

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2019/03/03 07:00

毎年2、3月に行われる世界的なお祭り「カーニバル」。その中でも特に有名なのが、ヴェネチアのカーニバルですが、その数日の期間にしか食べられないお菓子があるって、ご存知ですか? イタリアの食に詳しいyukoさんが、そんな珍しいイタリア菓子とレシピを教えてくれました。

カーニバルの起源

 今年2月16日から始まった、ヴェネチアのカルネヴァーレ(Carnevale)=カーニバル

 これは、元々キリスト教のお祭りです。

 パスクア(復活祭)を迎える前に、心身を清める意味で肉断ちをする節制期間、これをキリスト教で“四旬節”と言いますが、四旬節が始まる「灰の水曜日」前夜、肉断ち期間をしっかりと乗り切るために、おいしいものをいっぱい食べて思いっきり楽しもう、ということから始まりました。

 日本では「謝肉祭」と言い、最近では、仮装してパレードしたりするお祭りの一つになっていますね。

 イタリアでも子供たちが思い思いの仮装をして、紙吹雪やスプレーをかけあったりして楽しみます。

ナポリで出会ったかわいいおばあさんの仮装をした女の子
ナポリで出会ったかわいいおばあさんの仮装をした女の子

 また、この時期のヴェネチアは大人たちが仮面をかぶり、中世の雰囲気に包まれます。

カーニバルの仮面
カーニバルの仮面

 今回はそんな時期に食べられる、イタリアのお菓子をご紹介します。

カーニバルで食べられるイタリアのお菓子

フラッペ

地域によって呼び名が様々なフラッペ(=ローマでの呼び名)
地域によって呼び名が様々なフラッペ(=ローマでの呼び名)

 なんといっても有名なのがこちらのお菓子。このお菓子は、地方によって様々な呼び名があり、作り方や形も少しずつ違っています。

ローマ→フラッペ(Frappe)

 服やカーテンにつける「ひだ飾り」という意味があります。フラッペは小麦粉、バター、卵、砂糖といったクッキーの材料で作られ、揚げるのが基本ですが、最近はカロリーを気にして、揚げずにオーブンで焼いたタイプもあります。

ミラノ→キアッケレ(Chiacchiere)

 「おしゃべり」という意味で、おしゃべりをしながら食べるお菓子ということだそうです。生地にアマレット(アーモンドのような香りのするリキュール)が入ります。

トスカーナ→チェンチ(Cenci)

 「布切れ」という意味です。生地にヴィンサント(イタリアのデザートワイン)が入るのが特徴です。

ヴェネツィア→ガラーニ(Galani)

 「薔薇結び」とか「蝶形」という意味。

ピエモンテ→ブジィエ(Bugie)

 「うそ」という意味。

フリウリ→クロストリ(Crostoli)

 生地にグラッパ(イタリアの蒸留酒)が加わります(この単語は、「フリウリ地方のカーニバル時期に食べられるお菓子」ということで、イタリアの友人に聞いてみても語源が分かりませんでした)。

マントゥヴァ→ラトゥーゲ(Lattughe)

 「レタス」という意味。

サルディーニャ→メラヴィリアス(Melaviglias)

 「素晴らしいこと」という意味で、手の形をしています。

ロマーニャ→フィオッキ(Fiocchi)

 意味は「蝶ネクタイの形」。リボン状の形で粉砂糖をふるほかアルケルメス(甘い赤いリキュール)をかけたりします。

カスタニョーレ

 もう一つのお菓子がカスタニョーレ(Castagnole)。一口サイズのドーナッツみたいなものです。

 カスタニョーレのレシピは、生地にリコッタチーズが入ったものもあります。また、中にチョコレートクリームやカスタードクリーム、ジャムなどを詰めたタイプも。

 我が家ではシンプルな、何も入っていないものが好きです。

ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ

 揚げたシュー生地の中にも、上にもクリームがたっぷり。サクランボのシロップ漬けを乗せます。

 父の日がある3月がたいていカーニバルと重なることが多いことから、このお菓子もカーニバルの時期、1月から3月中旬位まで食べられるようになったそうです。

フリッテッレ・ディ・メーレ

 横に薄く切ったリンゴに、衣をつけ揚げたものです。

 ほんの一部ですがご紹介しました。

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