現在闘病中の、グラフィックデザイナーの柘植 ヒロポンさん。明るいお人柄、ユニークかつ読者の心をつかむ企画の数々、誠実なお仕事ぶりで業界内にファンが多数います。柘植さんが教えてくれる「毎日を自分らしく大切に過ごす」方法とは。

 こんにちは、グラフィックデザイナーのヒロポンです。

 前回、「もしも大切な人がガンになってしまったら」という内容を寄稿しましたが、本日は「ガンと向き合う心」についてお話させください。

そもそもガンってどんな病気?

 ガンは、風邪のように数日間で治る病気ではなく、10年〜20年と長い年月をかけ、さまざまな要因のもとに発症するので、治療も経過も腰を据えてじっくり付き合っていく病気です。

 もちろん、短期間で治療が終了する場合もありますが、その場合も数年間、経過観察しながら検査が必要になります。

 ガンの種類、進行度、治療法、副作用にもよりますが、一般的に、ガン患者さんはずっと調子が悪く伏せっているわけではなく、治療の合間は体調が戻ってくるので、今までのような全快のパワー……、とまではいかないにしても、普段通りの生活を送ることができます。

ガンと向き合うポイントは?

 闘病していてつくづく思うのは、「ガンのネガティブな感情に支配されないよう、いかに心を立て直していけるか」が最大のテーマになるということです。

 告知のショックや治療の不安、再発・転移の恐怖、そして病気以外にも家庭のこと、仕事のこと、お金のことなど、ガンはストレスとの闘いです。落ち込んで不眠になってしまったり、食事が取れなくなるなど生活に支障が出る場合もあるかもしれません。

 しかし、答えの出ないことに対していつまでも悩んでいたら心が無駄にすり減ってしまい、その時間が実にもったいないのです! 

 心の状態が低下すれば免疫力も低下し、ガンの増殖や再発率の上昇が医学的にも証明されているほどなので、少しでも早くネガティブな感情を減らすことが、自分らしく生活するための鍵だと思っています。

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