20年間のイタリア生活を終え、日本に帰国。おいしいイタリア料理のレシピや日常のメニューをブログで発信している、yukoさん。イタリア暮らしでのエピソードを教えてもらいました。

夫のイタリア赴任で大喜び

 私は結婚前から料理が大好きで世界の料理に興味があったので、夫のイタリア赴任が決まったときは本場のパスタやピッツァが食べられる!やったぁ~と単純に喜んだのを覚えています。

 ただ、一度も行ったことがなく、当時のイタリアのイメージはというと、ヨーロッパの中の長靴の形をした国……映画の「ローマの休日」の風景……「ゴットファーザー」のマフィアって本当にいるの……? という程度。主食はスパゲッティなのだろうか?本場のイタリアンってどんなだろう?とか食べ物のことが気になっていました。

 そのころは、ちょうどイタリア料理がブームになり始めた頃。夫がよく「バルサミコ酢」や「オリーブオイル」を持ってきていましたが、使い道がわからずにいつまでも残っていたことを思い出します。

ローマのアパートの床は大理石

 イタリアに渡ったのは、娘が1歳半のとき。学校の心配はなかったものの、子育てに追われている真っ最中で準備もままならず、何とかなるさ~といった楽天的な考えで、飛行機に飛び乗りました。

 ローマに暮らすことになり、アパートに行って驚いたのはその部屋の広さ(180平米くらい)と、床が大理石だったことです。

 家具付きアパートには、角がとがったテーブルに、見た感じ壊れやすそうなアンティークな家具が置いてあり、硬い床が小さな子どもにとっては、ちょっと心配だったことを思い出します。

 初めの3か月間は言葉の壁に突き当たり、コミュニケーションが取れずに苦労したこともありましたが、イタリア人は小さな子どもが大好き。娘を連れて外出すると、必ず声をかけられ、とても親切にしてもらいました。

イタリアの子どもは自由でのびのび

 娘を現地の幼稚園に入れましたがその幼稚園に折り紙を教えに行ったことがありました。

 風船と鶴の折り方を教えたのですが、風船が完成するとカラフルな模様をつけ始めたり、鶴には目を描き始めたり!子どもたちがとても自由な発想で折り紙を仕上げているのに驚きました。

 日本では折り鶴に目をつけるなんてことはあまりしませんよね。でも、あったほうがかわいいという発想なんですね。なんだか自由でのびのびと育っている様子がとてもいいなあと思いました。

 そんな子どもたちが着ている服は、日本みたいに子どもだけが着るようなキャラクター物などは皆無。

 大人の服が小さくなった感じのシンプルなものが多かったです。

 そして、小さなうちから革靴を履いており、靴は家の中でも脱がないものとされていました。

曽布川優子さんの記事一覧

もっと読む

これもおすすめ