お弁当暮らしを続けるモチベーションは、どこからやってくるのでしょうか? アンバサダーのみなさんに聞いてみました。

まずは、のんさん(@non_la_non)に聞いた、忘れられないお弁当にまつわる思い出話から。最大のモチベーションは、やはり、家族への愛ですね。

お弁当に詰まっているのは、母の愛

 私にとって、心に残る忘れられないお弁当といえば、小学生の頃に母が作ってくれた運動会のお弁当です。

 母は仕事が忙しく、普段はほとんど家にいないような人でしたが、この日ばかりは仕事を休んで、朝早くから重箱いっぱいのお弁当を作ってくれました。

 私は、母が台所に立つ姿が大好きでした。その後ろ姿には、なんともいえない安心感があったからです。

 網焼きした鮭をほぐし、丁寧に骨を取ったあと、熱々のご飯と混ぜ合わせる。白い湯気が立ち上るご飯を手のひらにのせて、優しくふわっとむすぶ、角の少しまあるい三角おむすび。

 噛むとシャキシャキと心地よい音を立てる、三度豆の胡麻和え。

 お出汁の旨味をたっぷりと含んだ煮ごぼうの肉巻き。

 ふんわり甘く母の味がする卵焼き。

 私の好物ばかりが入っていました。

 運動会のお弁当に詰まっていたもの。それは、紛れもなく、母の愛情でした。

 ただお腹を満たすためのものではなく、心を満たしてくれるもの。

 親というのは、子供の心に栄養を届けたくて、お料理をしてくれているんですね。自分も親になり、母の想いを知りました。

 そんな母の愛に支えられて、今の自分がここにあるんだなぁと思います。

次はわたしの番ーー

 私の子供たちは、歳が離れているので、小学校の運動会弁当だけでも、トータル16年間作ることになります。ですが、長いようでも、回数にすればたったの16回。

 今だけしか作れない。そんな特別なお弁当なんですよね。

 残りの1回1回を大切に。子供たちに心を込めて、お弁当を作りたい。

 そんな我が家の運動会弁当の人気おかず第1位は、毎年作る、ちょっとシュールな「ソーセー人」です。この、どこか気の抜けた表情に癒されるんですよね(笑)。

 2018年度は、「旗持ち応援ソーセー人」でした。お弁当の蓋を開けた瞬間の、子供たちの爆笑顔が忘れられません。

 今年は、どんなソーセー人で応援しようかな? そんなことを考えると、また子供たちの笑顔が浮かんできます。

 私もお母さんとして、いつまでも忘れられないお弁当の思い出を残してあげたいです。

  • 1
  • 2