「コンマリ」式片づけ術がアメリカでブーム!

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2019/04/14 07:00

今、アメリカで飛ぶ鳥を落とす勢いなのが「コンマリ」さん。彼女の片付け術が大ブームだとか。在米10年、ニューヨーク州在住のMischaさんが教えてくれました。(イメージ写真=iStock.com/KhongkitWiriyachan)

「ダンシャリ」から「コンマリ」へ

 今から5、6年くらい前だったと思います。

 義父が予期せず他界した後、義母がいつ自分も急に亡くなるか分からないので一人息子とその嫁の私に迷惑をかけずに済むようにと、家財の整理を始めました。

 その時に義母が「ダンシャリ」という日本の本(英訳本)を読んで影響を受けたと言ったんですね。

 「断捨離」という言葉は「カラオケ」や「マッチャ」同様、日本語のままで通じるようです。その時はまだ日本式の収納や片付けがアメリカで流行る前だったので、義母からダンシャリという言葉が出たのを聞いてびっくりしました。

 それから2年ほどたった2016年。今度は明らかに日本人とわかる女性の名前がアメリカの週刊誌「THE WEEK」に載っているのを目にしました。

 その名は「Marie Kondo」

(「THE WEEK」の記事はこちらで読めます https://theweek.com/articles/641018/marie-kondos-war-clutter)
(「THE WEEK」の記事はこちらで読めます )

 実は私自身は、その週刊誌で初めて彼女の存在を知りました。日本人女性の記事なので興味を持って読んでみると、2016年の夏当時で彼女の本「The life changing Magic of Tidying Up」の売り上げがアメリカで600万部におよび、ニューヨークタイムズ誌のベストセラーリストに86週も載っていることが書かれていました。

 ニューヨークタイムズが記事に取り上げるというのは、よほどのことです。

 しばらく日本の細かい事情から疎遠になっていた私は、このMarie Kondoという女性が断捨離の著者なのかと勘違いしてました。ところが去年の末頃から、Marie Kondoという名前がアメリカのメディアや雑誌、ウェブサイト、SNS、あらゆるところに出始めて、やっと断捨離とは別の方だと気がついたのです。

 ひょっとしたら今アメリカではMarie Kondo(近藤麻理恵)さんの方が Mr. Abe(安倍首相)よりも知名度が高いかもしれません。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで彼女の収納メソッドがブームになっています。

週刊誌、月刊誌、ついには私の地元の小さなローカル新聞にまで近藤さんの記事が載りました
週刊誌、月刊誌、ついには私の地元の小さなローカル新聞にまで近藤さんの記事が載りました

これは女性向けの総合情報雑誌。アメリカ全土のスーパー、書店にあります
これは女性向けの総合情報雑誌。アメリカ全土のスーパー、書店にあります

Amazonのレビューが1万超え!

 ちょっとアメリカのAmazonの、Marie Kondoさんの著書のページを見てください。

 ▼「The life changing Magic of Tidying Up」(アメリカのAmazonページから)

 もともとアメリカのショッピングサイトはレビュー数が多いのですが、1万をも超すレビューの数が寄せられている商品は見たことがありません。おおむねアメリカ人は自分の意見を主張するのが好きで得意なところがあるので、いくつかレビューの内容を見てみると、良くも悪くも言いたい放題に評価されています。

 「コンマリ式」が気に入った人は、人生が変わるほどの影響を受けたと大絶賛する一方で、興味を持たなかった人は本を買うだけお金の無駄、誰にでもできるといった辛口批評。レビュー者同士が言い争いをするのもアメリカのサイトでは珍しくないです。

 でもこれだけその内容いかんにかかわらず、何かを言いたい人の数が多いということは、いかにMarie Kondoという日本人女性がアメリカ人に影響を与えているかということだと思います。

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