愛犬との生活を楽しんでいるイギリス在住のMarchさん。日本とイギリスのペット事情の違いを教えてくれました。(トップイメージ写真=iStock.com/Leonardo Patrizi)

 日本でも各地で桜の開花宣言と共に春の兆しが見え始めているかと思いますが、ここイギリスでも、春を象徴する花々が少しずつ咲き始め、一年で最も美しい季節を迎えようとしております。

この原稿を書いている時は水仙の花が見ごろとなっておりました
この原稿を書いている時は水仙の花が見ごろとなっておりました

 日もだいぶ延びてきて、日中お天気のいい日などは、イギリス人たちはいてもたってもいられず外へと日向ぼっこをしに出掛けるようになります。

イギリスの広大な公園にもたくさんのワンちゃんの散歩をする人たちが増えてきました
イギリスの広大な公園にもたくさんのワンちゃんの散歩をする人たちが増えてきました

 そんな時公園へのお伴にぴったりなのが、ワンちゃん。

 今日は、イギリスのペット事情ワンちゃん編をご紹介したいと思います。

犬が大好きなイギリス人

 2018年度の統計によるとイギリスで飼われている犬の数は900万頭

 平均的に一家に1.4匹の犬が飼われており、イギリス全体では、約26%の家庭でワンちゃんが飼われていることになるそうです。

 それに対して、猫は800万頭ということで、今のところイギリスでのペット人気は猫より犬に軍配があがるようです。

 かく言う筆者も、ミニチュアダックスフントを飼っており、イギリスでの犬を飼っている家庭の数字に貢献している一人であります。

 特に我が家は、日本から愛犬を一緒に連れてきたこともあり、日本とイギリスの犬事情の違いをいろいろと感じております。 

イギリスのペットショップでは、犬は売っていない

 まず大きく違うことに、犬を飼おう!と思った時の手順の違いがあげられます。イギリスでは、ペットショップなどで、犬や猫を販売することは法律で禁じられており、日本のようにペットショップに行ってペットを買うという流れにはなりません。

 では、犬や猫を飼いたい人達はどうすればいいのか?

 実は結構、複雑で、自分の欲しい犬種を取り扱っているブリーダーから直接購入。もしくは、イギリスではたくさんの動物保護団体があり、そこで飼い主から捨てられた犬や、虐待などから保護された犬などを預かり里親を探している施設などから引き取る、という方法があります。

 どちらも、ショッピング感覚で簡単に買えるようなシステムではなく、きちんと犬を飼える環境であるかどうかなどを事前に調査されてからでないと引き渡してもらえないなど、厳しい審査があったりもします(ブリーダーに関してはブリーダーさん次第という面もあります。近年では悪徳ブリーダーなどもいるため、きちんと見極めて犬を飼う必要があります)。

 イギリスで犬を飼うには?という詳しい記事に関しては、イギリス国内で日本人獣医として活躍されている川田彩代先生のHPに詳しく内容が掲載されていますので、ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。

イギリスのペットショップで売られているもの

 では、イギリスのペットショップでは一体どんな物が売られているのかといいますと……。

イギリス国内では最大のペットショップチェーン店
イギリス国内では最大のペットショップチェーン店

 膨大なペットフード! 多頭飼いしている家庭が多いせいか、大きなサイズのドックフードも多く売られています。

人間と一緒で犬のフードの量もダイナミック
人間と一緒で犬のフードの量もダイナミック

 こちらのペットショップ内では、前述のように犬・猫の生体販売は禁止されているのですが、なぜか、ウサギ、ハムスター、モルモットなどの販売は認可されているようです。

ハムスター、ウサギ、モルモット、などのペットショップでの販売は許可されています
ハムスター、ウサギ、モルモット、などのペットショップでの販売は許可されています

 日本ではワンちゃんに服を着せるのが、今では当たり前のようになっていますが、私が渡英した15年前は、犬に服を着せるなんて!という風潮で、愛犬に日本から持参した服を着せて散歩をしていると、かなり白い目や好奇の目で見られました。

 しかし、ここ数年の間に、ここイギリスでも、ペットショップなどでも普通にワンちゃん用の服が売られるようになってきました。

 ちょっと凝ったデザインの可愛い物は、実はほぼほぼ日本からの輸入品だったりします。

 私が渡英した15年前ではイギリス人がワンちゃんに服を着せるようになるなんて考えられませんでしたが。

イギリスでも、犬用の服が普通に売られるようになりました。
イギリスでも、犬用の服が普通に売られるようになりました。

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