■これまでの連載
・家を4回買ったわたし。その理由とは
・なぜ家を4回も買えた?家売却とお金の話
・最高の家作りのために、建築家を選ぶポイント
転機は突然やってきた
家を4回も買った私、その3回目は思い入れたっぷりで建てた注文住宅でした。
その家で暮らして10年ほどが過ぎた頃、犬を迎え入れました。
どんどん大きく育って、元気いっぱいに遊ぶ柴犬と一緒にいるうちに、ほとんど土や緑がなく、賑やかなこの街で、窮屈な思いをして散歩をしていていいんだろうか? と考えるようになりました。転機は犬が来たことで突然やってきたのです。
自然豊かな街でのびのび散歩をさせたいと、犬が1歳をちょっと過ぎた頃から、次の住まい探しが始まりました。
「もう建っている家」を買うことに
家を建てる楽しさと、オーダーメイドの家で暮らす快適さを知った私たち。次の家も注文住宅にできたらなぁとは思いましたが…。
今回はクリアしなければならない条件がいくつかありました。
資金面
ひとつは「資金的なこと」。
住宅ローンを組まずに、住んでいる家を売却した資金で住み替えようと考えたので、土地の購入から始まる注文住宅では資金繰りができないと思いました。
時間面
二つ目は「時間的なこと」。
土地探しから設計、建築の期間を考えると、住み替えまで何年もかかるかもしれません。その間に犬はどんどん成長して、一番元気な時期に引っ越せなかった、なんてことになったら意味がないですからね。短期間で住み替えたいと考えました。
犬と過ごす時間を確保したい

三つ目は「犬と過ごしたい」。
ってヘンな条件ですが、まだまだ子どもの犬とできるだけ一緒に過ごしたかったのです。
家づくりはショールームを見に行ったり、打ち合わせしたり、手続きもいろいろあったりで時間をとられます。
犬のために引っ越すのに、犬に長時間の留守番をさせるのは、なんか違う、と思いました。
ということで、スピードと費用面を重視して、次は「もう建っている家」を買うことにしたわけです。