5月5日は、端午の節句。多くの方にとっては、祝日「こどもの日」のイメージのほうが強いかもしれませんね。男の子の健やかな成長を願うお節句も、本来は異なる意味をもつ行事だったようです。今回は、「端午の節句」について教えてもらいましょう。

端午の節句、昔は子どもと関係なかった?

 長い連休が始まりましたね。いかがお過ごしですか?

 自然の中でこいのぼりがたくさん泳いでいる光景もよく見かけるようになりましたが、悠々と大空を泳ぐ姿。雄大でいいですよね~。子どもたちも、そんな風に自由にのびのびと育ってくれたら、と思います。

 ということで、今回は「端午の節句」についてのお話です。

 端午の節句は、今では子どもの成長を願う日ですが、奈良時代に中国から伝わってきた当時は「厄を祓う行事」でした。

 5月5日の頃はお天気もいいですし、カラッとして過ごしやすい季節。

 ですので、厄祓い、といわれてもピンとこないかもしれませんね。

 しかし昔の暦では、まったく別の話……。5月5日は、現在なら6月、梅雨まっさかりの時期だったのです。

 ジメジメした雨が続き、ものは腐りやすい。医療も発達していない時代ですから疫病が毎年のように流行り、たくさんの人が命を落としていました。

 ちなみに平安時代では、平均寿命は30歳前後だったとか。健康や長生きを願う気持ちも、きっと熱のこもったものだったでしょう。

 そんな当時に重宝されていたのが、薬効の強い薬草。今でも使われる菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)は、その代表です。

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