ブログ「マダム愛の徒然パリ日記」でフランス情報を発信しているマダム愛さんによる連載。フランスといえば、なんといっても世界に誇る美食大国。それなのにすらりとした体形の人ばかりなんだとか。その秘密を考察してくれました。

パリでは年配の方でもすらりとした人ばかり

 フランスに旅行したことがある友人や、遊びに来てくれた友達から頻繁に聞かれる質問があります。

 それは、“なんでフランスにいて太らないの?”“なんでフランス人って太っていないの?”というものです。

 実際に私も旅行者だったときは、フランス人に対して同じ疑問を持っておりました。なぜなら、欧米人というと、かなりふくよかな体形の人が多いと思っていたのに、フランスではそんな人を見かけなかったのです。特にパリの街となると、皆がスレンダーで、年配の方たちでもすらりとした体形を維持されていたのです。

 フランスといえば、おいしいものの宝庫なのは周知の事実。しかもその代表食材は、フォアグラにバターやチーズ、高カロリーの代名詞的なものたちばかり。そして甘いデザートやチョコレートなんかが有名だし、さらにはまるでお水のように、皆が毎日気軽にワインを飲んでいる。

フランスグルメのひとつ、フォアグラ
フランスグルメのひとつ、フォアグラ(画像:iStcock.com/wayfarerlife)
お水のように、気軽にワインを飲みます
お水のように、気軽にワインを飲みます

 なので私のように、おいしいもの好きな女がフランスに1週間旅行するということ、それはすなわち、3kg太る覚悟で臨むことが必須であり、フランスに行く前はダイエットをし、帰ってからまたダイエットという試練を乗り越えてこそ得られる旅だと思っていたのです。って、少し大袈裟かもですが(笑)。

 そんな国に生まれ住んでいて、すらりとした体形を維持できているパリの人たち。これはもう何か秘密があるに違いない。もしくは生まれたときからそういう食べ物に慣れているので、体がそれに対して太らないようにできている?

 でも、そうなると、世の中に肥満の国なんてなくなるはず。だってどの国の人も、その国のソウルフードを食べているはずだもの。

 実際に、OECD加盟の35カ国を対象にした2017年度の“世界肥満度”のデータ(「OECD OBESITY UPDATE 2017」)によると、フランスの肥満人口は約16%、26位で平均よりも下のほう。同じヨーロッパでも、さほど食に関してうるさくなさそうなイギリスやドイツ、アイルランド、ハンガリーといった国のほうが断然肥満人口が多いという結果が出ております。

 ちなみに肥満度1位は、アメリカで、肥満人口は38.2%。そして最下位は我が国、日本で、3.7%なのだとか。こちらはなんだか納得の結果ですよね。

 とにもかくにも、そんな“1週間の旅行で余裕で3kg太れる美食の国なのに、なぜだかスレンダーな国民ばかりのフランス”に嫁ぐことになった私。

 そして実際、どうなったかといいますと、私、フランスに来てから2kgほど痩せました。いや、痩せてました。というのは、息子を出産後に2kg太ってしまったので、今は日本にいたときと同じ体重に戻ってしまったのです。でも、渡仏してから1年ほどで、知らぬ間に2kg痩せていたのは事実。仕事もせずにグータラすごし、フランスのものを食べて飲んで寝る生活をしていただけなのに、日本でも超えられなかった壁をいとも簡単に超えて、体重が減っていたのです。

 これは海外暮らしの苦労から? 痩せてしまうくらいのストレス?と、いろいろと原因を考えたけれど、日本にいたときのほうがよっぽどストレスフルな生活をしていた私にはありえない。じゃあ、なんでなんだろう?

 そう考え始めてからじっくりとフランス人を観察してみるようにしましたら、私なりに、フランス人には“痩せやすい習慣”があることに気がつきました。

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