覚えてますか?これぞ「昭和」の懐かしメニュー

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2019/05/30 06:00

令和の時代が始まり、1か月になろうとしていますね。そこで、歴史の一部になった「昭和」を食で振り返ってみませんか。Instagramで「昭和弁当」を投稿し、たくさんの人から人気を集めている bento_shimadayaさんによる連載2回めです。

 令和になって一か月。そろそろ新しい元号にも慣れて……と同時に昭和がまた少し遠くなってきましたね。

 忘れないうちに昭和弁を振り返ってみましょうか。

 昭和弁当、とひとまとめにしましたが実はいろいろなパターンがあります。

 昭和の弁当本に載っているお弁当をそのまま作ったもの、子ども時代の思い出のおかずを詰めたもの、昭和のアニメに題材を求めたものなど。

 今回は昭和を思い出させる懐かしの食材・メニューを詰めたお弁当や、昭和以来ずっと人気のロングセラー商品を使ったお弁当を紹介します!

昭和の子どもの大好物! マルシン&イシイのハンバーグ

 まずは昭和の子どもの大好物、ハンバーグを使ったお弁当。

こちらはマルシンのハンバーグ
こちらはマルシンのハンバーグ

 昭和時代に発売され、現在に至るロングセラー商品の「マルシンハンバーグ」は、今でもたまに食べたくなる、子ども時代の大好物。

 昔のパッケージは今とは違っていた。そう、コーティングされた紙(?)一枚でくるっと包んであって、上下がピッタリ閉じてある。そして背面は両側から紙が重ね合わさっただけだった。

 その合わせ目をペリッと開き、そのまま熱した鉄のフライパンに投入~!

 じゅーっとはねる油の音が、ああ、懐かしい。

 昔は今よりもっとたっぷりだった表面の油脂。あの真っ白い油脂は調理の手間を省くためのものかと思っていたら、冷蔵庫が普及していない時代に(マルシンハンバーグは昭和37年発売)、保存性を高めるために工夫された画期的な【油脂コーティング法】だったという。

 保存に心配のない現在ではその必要もなくなったというわけか?  焼きすぎなくらいこんがり焼けたあの食感が好きだった。

 ビジュアル重視でケチャップをかけたけれど、本当はマルシンハンバーグには断然醬油派のわたし……。

こちらはイシイのチキンハンバーグ
こちらはイシイのハンバーグ

  マルシンと並び昭和時代に人気を二分したのは、昭和45年に業界初の調理済みハンバーグとして発売された「イシイのチキンハンバーグ」である。

 トマトケチャップのようなデミグラスソースのような甘酸っぱい味と香りは、たちまち昭和の子どもたちを虜にした。

 フライパンで焼かねばならないマルシンハンバーグに対し、イシイは袋のままお湯で温めるだけ。イシイのチキンハンバーグは昭和の主婦の家事労働軽減に貢献したという功績も忘れるべきでない。

 子どもに人気であっただけでなく主婦にとってもありがたい存在だったのだ。

 さて、わたしは当時、ハンバーグはマルシン派だった以下の2点でイシイがあまり好きではなかったからだ。

 【1】 食感が柔らかく、煮込みのようで物足りなく感じる

 【2】 味付けが甘く感じる(ハンバーグにも醤油をかける派なので)

 今回この昭和弁を作るにあたり、久しぶりにイシイのチキンハンバーグを買って食してみた。

 ……ナニコレ、美味しくなってるじゃん! 半世紀近くの間、偏見を持っていた自分を反省します。

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