イギリスは日もどんどん延びて、菜の花やブルーベルなど春を知らせる花々も次から次へと目を楽しませてくれています。



この記事が掲載される頃には、バラの花が咲き誇っていることと思います。
また、ちょうどこの記事を書いているときに、ハリー王子とメーガン妃の第一子となるアーチー王子誕生でイギリスのニュースは春の訪れ同様、おめでたいムードに包まれております。
さて、今日は、イギリスと日本の住宅事情の違いをご紹介できたらと思っております。
築100年以上! イギリスの家をご紹介
まずは、イギリスの家は地震のある日本と違い、とにかく長持ち。
新築物件は非常に少なく、ほとんどが中古物件です。築100年以上なんていうお家も現役で使われており、建てられた時代によって「ピリオドハウス」と呼ばれるものもあります。
ジョージアン(Georgian/1714年~1837年の間に建てられた家)

ビクトリアン(Victorian/1837年~1901年の間に建てられた家)

エドワーディアン(Edwardian/1901年~1918年の間に建てられた家)

これらのピリオドハウスは、高い天井に大きな窓、そしてオリジナルの暖炉があったり、美しいモールディングが施されていたり、イギリス人の間でも人気の物件です。
しかし、人気と比例してお値段も非常にする上に、築年数も100年を超えていることからメンテナンスにお金もかかるので、庶民には高嶺の花物件とも言えます。
1930年代の家、戦後の家

築100年を超える高嶺の花・ピリオドハウスの次に、1930年代に建てられた家や、「ポストウォー(Post-war)」と呼ばれる戦後に建てられた1950年代から1970年代の家があります。
ニューハウス(New House)

そして1980年代以降に建てられた家は、こちらでは「ニューハウス(New House)」というカテゴリーに入れられ、イギリスでは新しい物件ということになるようです。
また、イギリスの家には、歴史的価値のある建築物につけられた「グレード1(Grade I)」「グレード2 リステッド(Grade II Listed)」という家の持ち主であっても勝手に内装や外装変えてはいけない決まりが付いている住宅もあります。