北欧・ノルウェーで暮らすりえさん。ノルウェーといえば海洋大国、お魚もたくさん食べるそうですが、日本とはちょっと食べ方も好みも違うんだとか。今回は、「サバ」について教えてくれました。

ノルウェーは海洋大国です

 今日はノルウェーのお魚の話です。ノルウェーの国土は日本と同じように南北に長く、国の東側は陸つながりのスウェーデン、フィンランド、ロシアなど隣国との国境になっていますが、南、西、北側はすべて海岸で、その海岸線の長さは世界第2位になっています。

  きれいなノルウェーの海はノルウェーの人々の生活にとても密着していて、魚もよく食べます。

 日本のスーパーでもノルウェーの魚がたくさん売られていると思いますが、主にサバとサーモンでしょうか?どちらもおいしいですよね。私も大好きです。こちらでもよく食べられていますよ。今回は、このノルウェーのサバについてのお話をしてみたいと思います(次回サーモン編もお楽しみに)。

塩サバ、ノルウェーでは見かけません

 このノルウェーのサバについて少し調べてみました。日本財務省貿易統計(農水産物輸出入概況)によれば、2016年に日本が輸入したサバ(冷凍品)の総額は154億円で、そのうちの91パーセントがノルウェーのサバだったそうです。9割以上のシェアがあるんですね。びっくりしました。

 そしてノルウェー水産審議会によれば、日本で売られているノルウェーのサバのほとんどは塩をされた「塩サバ」という加工品で、2016年には日本国内で流通するサバの約51パーセントがノルウェー産のサバとなったそうです(参考:ノルウェー水産審議会 ※ノルウェー語になります)。この塩サバ、じゅーっと焼いて大根おろしとかで食べると美味しいんですよね。

 ところがこの「塩サバ」、こちらノルウェーではまったく見かけませんよ。こちらで売られているサバといえば、鮮魚コーナーで売られている生で頭のついた魚か、加工品では燻製くらいです。日本とノルウェーを比べてみると、脂ののり具合に対する好みと調理方法にずいぶん差があるようです。

 大西洋のサバは、春先になるとアイルランドの沖で産卵をして北上します。産卵したあとのサバは痩せていて、脂の量も少ないですが、それから水温が低くてプランクトンの多いノルウェーの海を泳ぎ続け、9月から10月頃になると脂がのって丸々とした体になります。

 日本向けに輸出されるサバはこの一番脂ののった時のサバで、9月と10月にはさかんにサバ漁が行われるものの、こちらのスーパーでサバを見ることはあまりないんです。とれたサバはみんな日本に行ってしまうのでしょうか、今日もスーパーの鮮魚コーナーをのぞいてみましたが、サバは一匹もいなかったです。

鮮魚コーナーでサバは売っていませんでした。
鮮魚コーナーでサバは売っていませんでした。
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