「ドーバー パストリーゼ77」……掃除や家事、暮らしの道具に興味がある方なら一度は目にしたことのあるアルコールスプレーです。製造販売元メーカー「ドーバー酒造」さんに、愛用者の私がお話を聞いてきました。

暮らしになじむ、頼れるパートナー

人気のアルコール除菌スプレー「パストリーゼ77」
人気のアルコール除菌スプレー「パストリーゼ77」

 白い容器に青いロゴ文字。除菌アルコールスプレーっぽくない、素敵な雰囲気。「ドーバー パストリーゼ77」を暮らしに取り入れている人たちが増え、SNSで目にしない日はないほどです。

 「キッチンでの除菌にはコレと決めている」とか、「お掃除に欠かせないパートナー」という人たちの口コミを見て、私も使ってみたいと思った人も多いのではないでしょうか。

 かくいう私も、その一人。このパストリーゼは、暮らしにしっくりとなじむ、上品で控えめなデザインなのに、効果はしっかりあるというところがすごくいいなと愛用してもう5年になります。

 料理や片付けなど、毎日こなさなくてはいけない家事はいろいろありますが、そのパートナーとして、使う度に気持ちがちょっとうれしくなる、頼れる道具なのです。

 「どうせやらなくてはいけない家事。本当に良いもの、自分のお気に入りのものを使うと、楽しく気分よくできる」―――暮らしを楽しんでいる先輩主婦たちの多くは、そうした哲学を持って、毎日の暮らしを回している。

 といつか気付いてから、私も暮らし周りの道具は、本当に良いものだけにしたい、という気持ちを持って、モノ選びをするようになりました。

 このパストリーゼは、いつもキッチンに置いていますが、使う度にちょっとうれしい。他の除菌スプレーと違う確かな何かがあります。

 その秘密に迫ってみたいと、なんとなく思っていた昨今。そろそろ夏、衛生面で気になるこの時期だからこそ、パストリーゼについて詳しく教えてもらおうと、東京・代々木上原のドーバー酒造さんにお邪魔してきました。

パストリーゼを作っているのは、「お酒」の会社

 ―――パストリーゼを作っていらっしゃるのは、お酒のメーカーさんなのですね。

 「はい。私たちは、プロ向けのお酒の会社なのです。洋酒の輸入、製造販売を長年やっており、街の洋菓子店さんから大手のお菓子メーカーさんまで幅広くお取り引きしています。

 ラムレーズンのラム酒など、お菓子作りにはお酒が欠かせません。国内の洋菓子業界、パティシエの間では『ドーバー』といえば、製菓用の酒造会社として知られているんですよ。

 そして最近では一般の方にも、すっかりパストリーゼの会社として知られるようになりました(笑)。

ドーバー洋酒貿易の小林 洋祐さんと田島 理恵さん

ドーバー洋酒貿易の小林 洋祐さんと田島 理恵さん

清潔な厨房で、安全なお菓子を作りたい。そんなパティシエからの声で生まれた

 ―――そんなお酒の会社が、なぜパストリーゼを作ることになったのでしょうか? 

 「プロの製菓の現場では衛生管理がとても重要です。おいしいお菓子を作るだけでなく、食中毒やウイルス対策として安全、安心、清潔な厨房を保つことが求められます。

 そこで、当時お酒の営業で現場を回っていた現会長が、パティシエから、除菌効果が高く使いやすい製品がほしいという声を聞き、開発をスタートさせたと聞いています。

 製菓用洋酒のスゴ腕営業マンとして全国を飛び回っていた会長だから、そうした現場のニーズを的確に把握できたのでしょうね。

 アルコールには、高い抗菌作用がありますからね。酒造会社ならではの、食品にかけても使える、食品用アルコール製造のノウハウが活かすことができたんです。

 プロの厨房で調理器具や冷蔵庫内に使うのはもちろん、お菓子にかかせない果実に噴霧するとカビが防げると、発売後から堅実に人気が広がり、今では非常に多くの洋菓子店やホテルなどで使われるようになっています。パストリーゼが生まれてから、もう33年になりました」

77%という高濃度アルコールに緑茶カテキン

 ―――果物の防カビにいいんですね。直接かけても大丈夫というのはすごいです。

 「そうなんです。名前に“77”とあるように、アルコール濃度は77% という高濃度なので、非常に高い抗菌力があるんです。

 実は、アルコール濃度があまり高すぎても、除菌前にすぐ揮発してしまい、また細胞膜への作用が落ち、効果的じゃないんですよ。研究の結果、最も効果的と認められたのがこの77%という濃度なのです。

 現在ではアルコールだけでは効きにくい細菌やウイルスを抑制するため、高濃度の“緑茶カテキン”も配合しているということも大きな特長です。アルコールも緑茶カテキンも食品ですから、口に入っても大丈夫。キッチンでも安心して使っていただけますよ」

おしゃれなデザインにも、こだわりがあったのです

おしゃれなデザインにも理由があるのです

おしゃれなデザインにも理由があるのです

 「実はこの容器のデザインにもこだわりがあるんですよ。元々、洋菓子店で使う目的で作られた、と言いましたが、洋菓子作りには“おしゃれさ”“デザインセンス”が求められる部分もあります。

 そこでおしゃれな洋菓子店でも浮かないもの、パティシエの方にも身近に置いてもらって使われるものはどんなものか、ということを検討され、デザインされたのが、この容器なんです。

 例えば厨房やレジの横に常備しておいても、上品な洋菓子店の空間の中で、目立ちすぎず違和感のないように、と」

 ―――出しっぱなしにしておいてもなんだか素敵だなと思えるこの容器には、そうした理由があったのですね。目からウロコでした。

頼れるパストリーゼ。プロの使い方、家庭での使い方

 ―――パストリーゼの成り立ちがわかって、なんだかスッキリしました。こだわりがいっぱい詰まった商品だったのですね。愛用者が続出するのも納得です。そういえば「南極観測隊」御用達、と聞きました。この経緯はどのようなものだったのでしょうか?

 「一番最初は、南極観測隊に参加することになった調理のプロが元々職場でパストリーゼを使っていたため、南極での仕事の際にも使いたいということで、指名があったと聞いています。それ以来、南極観測隊の携行品として、15年連続、指定商品となっています。南極観測隊では、多くの方が一定期間の共同生活をするため、やはり食の衛生管理は重要ですから。

 以前、南極観測隊のホームページを見たら、ちょっとした日常風景の写真に、チラッとパストリーゼが写っていたことも! ちょっと嬉しかったですね(笑)」

 こうした南極観測隊のとき同様に、職場の洋菓子店やホテルなどでパストリーゼを使っていたという方が、もう手放せないと、ご自宅や別の職場でも使ってくださったり、口コミで広めていってくださったりということが多いんです。

 そんなところからじわじわと一般の方にも使ってくださる方が出てきまして。

 お掃除にこだわりのお持ちの芸能人の方がテレビでご紹介してくださったときには、もう注文がすごかったです(笑)。

 その後もSNSで一般の方たちが使っている様子を投稿してくれることが続き、今やパストリーゼは、すっかり我が社の柱のひとつとなっています。

 この1月には、パストリーゼ専門の立体自動倉庫も兵庫県に完成し、たくさんの注文にも安全にお応えできるように体制を整えています。

 ―――良いものはみんな、自分でも使い続けたいし、人にも勧めたくなっちゃいますもんね。特にプロが愛用している、というのは、本当にいいものなんだろうなと思います。ドーバーの社員の皆さん、どんなふうにパストリーゼを使っていらっしゃるんですか?

 「(田島さん)私は3人の子どもを育てているんですが、毎日の料理のときに重宝しています。包丁にさっとかけてから調理したり、作りおきおかずの容器や、お弁当箱の除菌に使ったりして手放せないですね。

 サトウキビ由来の、お酒を作るときと同等のアルコールを使っているので、口に入っても大丈夫で安心なんです。

 あと、ミニトマトは買ってきたらヘタをすべてとり、洗って、パストリーゼをかけます。そしてキッチンペーパーを敷いたタッパー容器に入れて、冷蔵庫にしまうんです。そしたら、食事の準備のときすぐ使えるでしょ。

 それに洗面台に置いておいて、鏡をシューッとして磨くととてもキレイになります。歯ブラシにかかってしまっても、問題ないのもいいですよ。むしろ歯ブラシの除菌にもなりますから」

 「(小林さん)私も、しょっちゅう、手にシュッシュとやっていますね。

 それに息子の靴が臭うとき(笑)、消臭・除菌に使います。スプレーしたあとは、風通しの良いところできちんと乾かせば、バッチリです。

 あとは、換気扇の油汚れ落としにいいですよ。アルコール濃度が高いので、油汚れがよく落ちるんです。いろんな用途で使えるのが便利ですよね。

 ただひとつ、フローリングへの使用は、避けていただきたいです。換気扇の油汚れを溶かす、と言いましたが、フローリングのワックスにも反応して、白っぽくなってしまうんです。木製品や革製品、ゴム、樹脂等への使用はおすすめしません。

 もともとパストリーゼは、掃除用品として生まれたわけじゃなく、厨房の衛生、食品の除菌、防カビのために生まれた商品なのですが(笑)、今は、お掃除や、清潔な暮らしのための道具として、皆さんに愛されて、用途がとても広がっていますね。

 今年、携帯して使ってもらえるようにと、コンパクトな詰め替えスプレーボトルも発売しました。外出先で手指の衛生が気になるときや、さまざまな場所の除菌に使えるので便利ですよ。赤ちゃんとの外出や、風邪やインフルエンザの時期にもおすすめです」

 ―――パストリーゼラバーの皆さんには嬉しいサイズですね。ありがとうございました!

 プロに長年愛用されてきた確かな効果、それに、暮らしに自然に馴染むデザインの秘密がよくわかりました。これからも愛用したくなる素敵な商品の開発ストーリーを伺うことができて、嬉しかったです。

 私は自宅ではもちろん、編集部での食を扱うイベント、ワークショップ時にパストリーゼを置いて、手指をきれいにするために使ったり、撮影時に器をサッと拭いたり、編集部の備品として愛用していましたが、夏本番、これからの季節の衛生管理やお掃除に、欠かせないパートナーとして愛用していきたいと思っています。

 最後に。口に入っても安心、安全な製品ということでしたが、食品に味がついてしまうのでは?と思った私、実際、手にシュッとして、ほんの少しだけなめてみました。

 ……おお……なるほど! これは味もにおいも、強めのアルコールのもの。一瞬舌にちょっとだけピリッと来ましたが、すぐに味は消えてしまいました。確かに食品にかけても全然問題なさそうです(しかし注意書きには「飲まないでください」とありましたので、どうぞマネしないでくださいね)。

パストリーゼの使い方

 それでは、パストリーゼの使い方を見ていきましょう。

01キッチンでの除菌、抗菌に

 お弁当箱や保存容器の除菌、抗菌に。

 口に入っても安全な材料でできているので拭き取る必要はありません。

保存容器に料理を入れる前にひと吹き
保存容器に料理を入れる前にひと吹き
器やグラスを清潔に。ワイングラスのくもりも取れる
器やグラスを清潔に。ワイングラスのくもりも取れる
冷蔵庫の掃除にも
冷蔵庫の掃除にも
忘れがちな引き出しの取っ手も清潔に
忘れがちな引き出しの取っ手も清潔に

02食品の防カビ、保存に。

 週末に買いだめしてきた野菜や果物を長持ちさせたいときにも便利です。

ミニトマトなど野菜の保存に。口に入っても安心

ミニトマトなど野菜の保存に。口に入っても安心

果物にかけておくと長持ちします

果物にも。新鮮さが長持ちします

03掃除、汚れ落としに。

 油汚れや指紋などもよく落ちます。清潔を保ちたい、洗面台のカビ防止にも。

コンロの油汚れも落ちる

コンロの油汚れも落ちる

窓拭きにも

窓拭きにも

洗面台のカビ防止にも

洗面台のカビ防止にも

04防臭、抗菌に。

 においが気になる布製品の抗菌に。マットやぬいぐるみにも。

靴のにおいが気になったときに(スプレー後はしっかり乾燥させてください)

靴のにおいが気になったときに。(革には使用しないでください。またスプレー後はしっかり乾燥させてください)

掃除道具としても、いろいろな場所で使えます

掃除道具としても、いろいろな場所で使えますよ

気温や湿度が高くなって衛生面が気になるこれからの季節、パストリーゼは私たちの暮らしをしっかりサポートしてくれそうです。

 ▼ドーバー パストリーゼ77 公式サイト https://www.dover.co.jp/special/pasteuriser/



Writer PROFILE

  • 本田麻湖(みんなの暮らし日記ONLINE)さん

    みんなの暮らし日記ONLINE編集長。サッカー好き小5男子の母。趣味はランニング。

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