夏に起こる身体の変化~潤いを与えてくれる「トマト」を食べよう

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2019/07/17 08:00

料理家のSHIORIさんのアシスタントを5年間務め、今年独立された斎藤菜々子さんの新連載「お家で薬膳ごはん」がスタートします。「この食材に、こんな効能があったんだ!」「これなら、できそう!」といった、誰でも手軽にできるお家薬膳をお届けしていきますよ~! 

薬膳は「中国版 おばあちゃんの知恵袋」

 はじめまして。料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。

 今月から「おうちで薬膳ごはん」をテーマに連載させていただくことになりました!

 薬膳は、中国版「おばあちゃんの知恵袋」のようなもの。実は生活と密接に関わっていて、難しいことは何もありませんし、無理することも一つもありません。

 たとえば、暑い日にはすいかやきゅうり、冷やし中華を食べて涼んだりしませんか? 寒い日には食事に生姜をたくさん入れてぽかぽか温まったりしますよね。

 実は、これも薬膳といえます。知れば知るほど、薬膳には現代の日本で生きる私たちも合点のいくことがたくさんあるんです。

 そんな心地の良い古き良き知恵を、このコラムを通して知っていただけたら嬉しいです。

 さて、初回の今日は、こんなテーマでお送りします。

【基本編】そもそも薬膳って?

【季節のケア】夏に起こる身体の変化に合わせた薬膳レシピ

薬膳ってなんだ?

 みなさんは、薬膳というとどんなイメージがありますか?

 「生薬を使うもの」「火鍋」「専門店で食べるもの」「難しそう」「苦くて美味しくなさそう」といったイメージをされる方が、きっと多いのではないでしょうか。

 ですが……声を大にして言いたい。これらのイメージはまったくの「NO!」なんです。

 薬膳とは、「その人、その時(季節)、その症状に合わせて、適切に食材を選んだ食事のこと」。これは、中国の伝統医学である中医学に基づいて判断されます。

 大事なのは、食べる人の状況にその食事が合っていること。つまり、薬膳は“薬の入った食事”ではなく“目的のある食事”をさす言葉なのです。

Photo by Takafumi Yamashita on Unsplash
Photo by Takafumi Yamashita on Unsplash

 そして、力を持っているのは、生薬だけではありません。スーパーにある身近な食材にも、それぞれ効能があります。

 どうですか? なんだか、お家でも薬膳できる気がしてきませんか?

 良薬口に苦しと言いますが、美味しい物でも十分に身体をいたわることができるんですよ。

 次のページでは、薬膳的・夏を元気に乗り切るコツをお伝えします。

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