行列必至!?台湾式朝ごはんの専門店
大崎広小路駅から徒歩3分の場所にある、東京豆漿生活。
台湾グルメ「豆漿(とうじゃん)」の本場の味がいただけるといま大人気のお店で、開店の30分ほど前から行列ができはじめます。
豆漿は、中国語で「豆乳」という意味。台湾の朝ごはんの定番といえば豆乳で、豆乳と一緒に揚げパンや菓子パン、肉まんなどを食べるそうです。
台湾には自炊の文化があまりなく、朝から外食をするのが普通。台湾出身の東京豆漿生活のスタッフさんも、朝ごはんはほぼ毎日外で食べていたのだとか。
SNSや雑誌でよく見るあのスープ
お店の中に入ると、大豆の甘い香りが……。
豆乳と一口にいっても、プレーンな豆乳から鹹豆漿(しぇんどうじゃん)という豆乳スープ、黒糖豆漿や胡麻豆漿といった甘い味付けの豆乳まで、いろんな種類があります。
中でも、最近Instagramなどでよく見かける「鹹豆漿」は朝ごはんにぴったり。酸味のあるスープの中には、おぼろ状の豆腐や干しエビ、野菜が入っています。
ヘルシーなのに、栄養満点なんです!

そして、こちらは焼餅という平たいパンに、油条(ヨウティアオ)と卵焼きをはさんだ一品。かなりのボリュームがあります。

油条は、日本でいう揚げパンのようなもの。原料は小麦粉なのですが、日本の揚げパンと比べると、とても軽い食感です。
東京豆漿生活の油条は、台湾出身のスタッフさんが作っています。なんでもこの油条、作るのがけっこう難しいそうなんです。本場の味をいただけるお店は、日本ではまだ少ないかもしれません。
ほかにも、おかずのような塩気のある具材が入ったものや、甘い具材が入ったものと、様々なパンが並んでいます。
あれもこれも……と、ついついたくさん選びたくなりますよね。




お店に込めた想い「手作りの温かさを届けたい」
店主の田邊さん、実は品川で台湾スイーツのお店「東京豆花工房」もやられています。
「ドゥファ」と読む豆花は、豆乳を使ってつくる台湾のスイーツ。豆花の仕込みのため、田邊さんは始発で通勤する生活を送られています。
豆花の仕込みは体力を使う作業で、これが終わるころにはお腹が空いてしまうのだそう。
しかし、外で朝ごはんを食べるとなると、日本ではコンビニやチェーンの飲食店くらいしかありません。
台湾のように、手作りのおいしい朝ごはんを食べられるお店が身近にあればいいなぁ。朝ごはんをしっかり食べて、元気に1日を過ごせるように……。
そんな想いを込めて、東京豆漿生活をオープンしたのだと話してくださいました。
台湾にあるお店と同じように、調理している様子を見れるオープンなつくりの店内には、台湾のラジオが。食だけでなく、お店の雰囲気づくりでも、台湾のライブ感を大切にされているそうです。

平日は、14時ごろに豆乳が売り切れてしまい、閉店することが多いそう。お目当てのメニューが売り切れてしまう前に、早起きして出かけてみてはいかがでしょうか。
【お店の紹介】
名前:東京豆漿生活
場所:東京都品川区西五反田1-20-3
営業時間:8時~14時(売り切れ次第閉店)
店休日:日曜日
ホームページ(食べログ):https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13231970/