東京・合羽橋の老舗「釜浅商店」から、開発に3年をかけた、新しいごはん釜が発売されました。

 こんにちは、編集部のホンダです。皆さん、最近、お米のご飯を食べていますか?

 最近では、ダイエットのために炭水化物を控えめにしているという人も多いようですが、炊きたてご飯のおいしさは何物にも代えがたいですよね。

 東京・合羽橋の老舗「釜浅商店」さんから新しいごはん釜が発売されるというので、プレス発表会にお邪魔してきました。

開発に3年をかけて送り出す「釜浅のごはん釜」

調理道具のお店が軒を連ねる合羽橋商店街でひときわ目立つ「釜浅商店」ののれん

調理道具のお店が軒を連ねる合羽橋商店街でひときわ目立つ「釜浅商店」ののれん

店内にはこだわりの調理道具が並んでいます

店内にはこだわりの調理道具が並んでいます

釜浅商店の4代目店主 熊澤大介氏。パリにも支店があるそうです

釜浅商店の4代目店主 熊澤大介氏。パリにも支店があるそうです

 「熊澤鋳物店」として明治41年の創業以来、炊飯道具に向き合ってきた「釜浅商店」。その経験から、ご飯をおいしく炊くには、熱効率・熱伝導がよい上に水をまろやかにするという「鉄釜」、鍋の底や側面からも熱して内部で対流を起こすことができる「かまどで炊くこと」が大事だという結論に至ったそうです。

 しかし今のキッチンはガスコンロやIHコンロが主流ですし、さびやすい鉄製の鍋は手入れが難しいと思われがちです。そこを克服するべく、3年の開発期間を経て生まれたのが、今回発売された「釜浅のごはん釜」なのだとか。

温度が一定に保てる。浅くて丸い鉄釜

釜の中の温度を一定に保てる「釜浅のごはん釜」

釜の中の温度を一定に保てる「釜浅のごはん釜」

 今回発売された「釜浅のごはん釜」。浅く丸い形状にしているため、ガスコンロやIHコンロであっても、かまど炊きのように全体に均等に熱を行き渡らせることができるようになっています。

 素材は、釜の中の温度を一定に長く保ち、ご飯がおいしく炊き上げる、鉄を使用。鉄は、土鍋より高温に達するのが早く、アルミ鍋に比べると蓄熱性が高いため、炊きむらが出ないそうです。

ご飯用の釜では初めて実現! 南部鉄瓶と同じ仕上げ

 今回の釜の内側は「釜焼き」という高温仕上げで、サビに強い磁性酸化被膜をつくる南部鉄瓶特有の技術を施しています。この無塗装加工は、ご飯用の釜としては初めてのことなんだとか(一般的な鉄鍋では、サビ防止のためにホーロー加工や漆加工、合成漆加工がされています)。

 無塗装なので加工がはげる心配がないこと、また、南部鉄瓶を使うと水がまろやかにおいしくなり、鉄分補給ができると言われていますが、同じ効果を期待することができます。おいしい水で炊くと、ご飯がおいしくなるというのはよく言われていることですよね。鉄分を取れるのも女性には嬉しいポイント。

蓋には「木曽サワラ」を使用。ご飯の余分な蒸気を吸収してくれるそう。釜浅商店 ゼネラルマネージャーの和田洋一氏

蓋には「木曽サワラ」を使用。ご飯の余分な蒸気を吸収してくれるそう。釜浅商店 ゼネラルマネージャーの和田洋一氏

「釜浅のごはん釜」で炊いた、ツヤツヤのご飯

 このごはん釜の特長を聞いている間に、会場でご飯が炊きあがりました!

ふんわりご飯のいい香りが立ち上ります

ふんわりご飯のいい香りが立ち上ります

 炊きたてを試食させてもらったのですが……、すごくおいしかったです。

 お米の粒のひとつひとつが立っていて、やわらかすぎず硬すぎず。しっかりした弾力がありながら、かむうちに、ご飯の甘みとうまみが口の中でほどけます。

「釜浅のごはん釜」で炊かれたばかりのご飯

「釜浅のごはん釜」で炊かれたばかりのご飯

 ウチで炊くご飯と全然違い、数倍おいしく感じました。

 新潟出身の私。普段からさまざまな銘柄のお米を食べ比べることを楽しんでおり、ご飯の味にはうるさいほうだと思うのですが、これはなかなか出せないおいしさだなと感銘を受けました。

 今回、試食で使われたお米も、こだわりのお米だそうですが(墨田区の老舗米穀専門店「墨田屋」のもの)、鉄釜で炊くとこんなふうになるんだ……! と驚きでした。

 鉄釜で炊いたご飯は、冷めてもおいしいのが特長ということで、塩おにぎりも振る舞われました。

 この塩おにぎりがまた、たまらないおいしさ。もっちりとした食感で、かみしめるとうまみがしみじみと感じられて、なんだかなつかしい。ついもうひとつ……と、おかわりしてしまったほどでした。

鉄釜なら、自分の理想のご飯が炊ける

 ご飯の炊き加減には、それぞれ好みがあると思います。一般的な炊飯器では、水加減くらいしか調整できませんが、鉄釜であれば、火加減の調整によって、炊き上がりの甘みまでも炊き分けできるんだとか。

 「慣れるまでは失敗もあるかもしれませんが、そういう過程も含めて、自分だけの理想のおいしいご飯を炊くこと、料理そのものを楽しんでほしい」とゼネラルマネージャーの和田さんはおっしゃっていました。

 鉄釜でご飯を炊く暮らし。昔は当たり前だったことが、今ではむしろとても贅沢なことに思えますね。ご飯そのものの本当のおいしさを実感できた、釜浅のごはん釜でした。

 商品名:釜浅のごはん釜

 サイズ:釜本体 直径21cm(つば外径26cm)、高さ9.5cm

 重さ:3.1kg(蓋釜含む)

 価格:25,000円(税抜き) ※釜、蓋、箱付き

 素材:釜本体 鋳鉄(南部鉄器)、釜蓋 木曽サワラ

 URL:釜浅商店 http://www.kama-asa.co.jp/



Writer PROFILE

  • 本田麻湖(みんなの暮らし日記ONLINE)さん

    みんなの暮らし日記ONLINE編集長。サッカー好き小5男子の母。趣味はランニング。

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