食べることは生きること。整える私の暮らし

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2019/08/01 09:00

昨年11月、お母さまを亡くされた にこにこ農園のTomomiさん。喉のガンで食べられなくなったその姿を目の当たりにし、「人は食べないと死ぬ」と強く思ったといいます。それから半年で5kg増えてしまった体重を戻すため、行ったダイエットで約2ヵ月で-6kgの減量に成功。食と向き合うTomomiさんのお話し。

目次

1.夏の農園/草取りとの戦い
2.食と自分と向き合う日々

夏の農園/草取りとの戦い

 みなさん、こんにちは。にこにこ農園のTomomiです。

 7月は雨が多く、思うように畑仕事ができない日々を過ごしていました。

 畑では今年の赤紫蘇のピークが終わりましたが、出荷はまだまだ続きます。梅干しのあとは赤紫蘇ジュースをお楽しみください。夏バテ防止、疲れた身体に。疲れ目や花粉症にも効くと言われています。クエン酸と一緒に摂って、サビない体作りにいかがでしょうか(赤紫蘇ジュースのレシピはこちら)?

 この時期、草の成長についていくのが大変な時期。今、私はネギ、枝豆の畑の草取りに必死ですが、苗のほうが小さいので草の茂みに(涙)。野菜を育てているのか、草を育てているのか……。

 草取り、と一口に言っても考えることは色々。草の根ごと抜くか、根を残して抜くか。後者は草だけを刈り根を土の中に残すことで、微生物と根で丈夫な土ができる「ぐうたら農法」。

 また、畑に黒いビニールが覆いかぶさっている光景を目にしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、あれは「マルチ栽培」と言い、野菜の生育を促進させるもの。そのビニールの代わりに、刈った草を苗の周りに敷く「草マルチ」は、地温を一定に保ったり、堆肥や虫の住処の役割を果たし、生態が豊かになったり。ビニールとは違ってゴミも出ません。

 畑にとってどんな方法が良いのか迷いながら、試行錯誤する日々です。

百姓は百の手を持つこと。百の仕事ができること

 貸し農園を今年の始めに引っ越しました。

 ウッドデッキもハウスもピザ窯も、コツコツ解体し(私の夫・健ちゃん一人で)、新しい場所にまたコツコツとハウスを建てました。

 ハウスを建てるのも、ウッドデッキを建てるのも、ピザ窯を作るのも独学。プロの人に頼んだりせず、自分で資材を集め、なるべく再利用して、使えるものあるもので工夫して作っている健ちゃん。「百姓は百の手を持つこと。百の仕事ができること」と言い、なんでも自分で作ってしまいます。

手作りのピザ窯
手作りのピザ窯

 お金を出せばなんでも買える、学べる、インターネットで手軽に道具を揃えられる時代。キャンプするなら、バーベキューするならこれがないと、これ買わないと、が一切なく、ないなら作り、形を変えて用途を自在にする。

 今、目の前にあるモノを最大限に使う知恵。そこに生きる力を感じます。

 唯一無二のものが手から生まれ、ものの価値は自分で決める。だからこそ、使いきることができ、「百の仕事」を手に入れることができるんだと、健ちゃんを見ていて思います。すごいなあ……。

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