20年間のイタリア生活を終え、日本に帰国。おいしいイタリアンや 普段の食事をブログで発信している、yukoさん。本場・イタリアでのピッツァについてのお話をしてくれました。  

生地が薄めな北イタリア。もちもち厚めの南イタリア。

 イタリアといえば、やっぱり「ピザ」。日本では「ピザ」と言いますが、イタリアでは「ピッツァ」と発音します。ピッツァには「平手打ち」という意味もあるそうです。ピッツァも生地を打ちつけて作りますよね。材料は、小麦粉と水、少量の塩とイーストです。その原型はラードで焼かれた平たいパンのフォカッチャが始まりともいわれています。

 ミラノを中心とした北イタリア地方は、生地が薄くクリスピーなもの。南イタリアはもちもちっとした厚めの生地が多いといわれています。

北イタリアでは、生地の薄いクリスピーなピッツァ
北イタリアでは、生地の薄いクリスピーなピッツァ
南イタリアは、生地がもちもち厚めのピッツァ
南イタリアは、生地がもちもち厚めのピッツァ

 特にナポリのピッツァは、コルニチョーネと呼ばれるピッツァの縁が膨らんでいて、もっちリとした食感が特徴です。イタリア全土にピッツァのおいしさを広めのは、ナポリのピッツァだといわれています。

イタリア人にとって、ピッツァは夜食べるもの

 イタリアでピッツァを食べるなら、やはりピッツァの専門店「ピッツェリア」に行くのがよいでしょう。

 でもこのピッツェリアは夜しか開いてないところがほとんどです。そう、イタリア人にとってピッツァは、夜食べるものなのです。

 もちろん例外もあり、昼間も開いているピッツェリアもありますし、ナポリなどは朝からというところもあります。ただ薪窯で焼く本格的ピッツェリアに関しては夜のみ営業というところが多いです。

 昼にいっぱい食べすぎてしまったから、夜は軽くピッツァにしよう……といったノリです。日本人からしたらピッツァが軽いとはあまり思えませんよね。

 でも本場のピッツァは生地の歯切れがよく、食感も軽く感じられます。また具材もシンプルなものが多いのです。

 日本でポピュラーな宅配スタイルのアメリカンピザはトッピングがたくさん。いろいろのっていますが、イタリアのピッツァは具材はシンプル、だから一人1枚が基本です。

 そしてその大きさといったら直径30cm以上はあります。

 イタリアで生活し始めた当初はこのサイズのピッツァを食べることができなかったのですが、時がたつとペロリと食べれるようになるから不思議です。胃袋がイタリアンサイズになったのでしょうか。でもそれくらい生地がおいしく軽いということです。

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