「おうちごはんの悩みを発酵食で解決する」を軸に活躍している山口さん。「なんだか元気がないとき食べると元気が湧いてくる」ものについてのお話。温かいおにぎり、食べたくなりますよ。  

なんだか元気がない、そんなときこそ食べると元気が湧いてくるもの

 “元気がないときに食べる、自分のsoul foodとは?”そんなことを、考えたときがありました。

 会社員時代、仕事を猛ダッシュで終わらせても退社は22時、もっと遅いこともある日常でした。

 お腹はペコペコ、でも作る時間も気力も残っていない夜。コンビニの常連と化していました。

 いつも買うのは決まって「おにぎりと、唐揚げ」。この2つをセットで購入し、食べながら帰路につく。「元気ってなんだろう?」「本当はごはんを作ろうと思って、休日に買った食材もあるのに、冷蔵庫で傷み始めているなぁ」と悶々としたこともあります。

 このときの自分を思い起こすと、「おにぎりは作る元気は残っていなかった。けれど、無性におにぎりが食べたかった」んです。

 そんな時期をすぎ、発酵食品の魅力にはまり、料理教室を開校するまでになりましたが、今でも、なんだか元気がない、そんなとき食べると元気が湧いてくるのは、変わらず「おにぎり」なんです。

 「なんだか弱ってるときこそ、おにぎりを食べたい」。ここは変わらず、今に至ります。

 今では、おかげさまでコンビニに頼ることなく、自分の手でおにぎりを作れるくらい、元気になりました。

 手に塩をつけて、握るだけ。たったそれだけのことなのに、昔の私は、それができないくらい元気をなくしていたんですね。特別な調理道具も、特別な食材も、とっておきの器も、長い時間もかからない、本当にシンプルな工程です。

 私にとってはおにぎりを作れるかどうかが、元気のバロメーターと言えるかもしれません。

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