白を基調にしたシンプルで美しい住まいに暮らすkayoさん。オールステンレスのキッチンでの、日々の立ち呑み風景の投稿もインスタグラムで大人気です。kayoさんの暮らしに欠かせない「無印良品」とは。

 無印良品のことを書いていたら、それが無印良品のことなのか主人のことなのかわからなくなってしまう。冒頭から何を言っているのかよくわかりませんが、これは無印良品と私の話。頭の中がこんがらがってしまうのは、単純に私の趣味嗜好によるものだったりするのですが、ここに書いたのは無印良品と私の友情物語のようなもの。

 出会いを思い出してみる。
 中学生。自己主張する方法が文房具ぐらいしかなかったあの頃。何の疑問も持たずに使っていた青と黒と白の消しゴムからベージュとえんじ色のやつに変えた。少し小さめのそれは、カラフルなペンでパンパンになった私の筆箱にはちょうどよく、また消しゴムってよくなくすから、小さい方がいいな。と常々感じていた思いとも一致していた。デザインがどうのこうのより、私の密かな思いが形になっていたことが嬉しかった。そうそう、こんなのが欲しかった。今までと何の違和感もなく使えたそれは、いつもよりよく消える気がした。みんなと違うものを使いたいという気持ちも少しはあったとは思うけれど、その地味なカラーリングは他の誰かに気づかれることもなくそこにあって、私から誰かに自慢しようなんて思わない。だってこれはただの消しゴム。他とは少し違うけど、大袈裟でもない。思春期の私にとって、とても魅力的だったその立ち位置。確かこれが初めての出会いであり第一印象。
 思い返せばこんな出来事がきっかけとなって、今現在まで続く長い付き合いが始まったことになる。

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