アンおばさんがそのレシピを家族に教えなかった理由

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2019/08/26 06:00

ニューヨーク州在住のMischaさん。旦那様の親友一家と、家族ぐるみの付き合いをしています。その奥さんのアンは、お祝い事があるたびに、おいしいパンを手作りしていたそうです。みんなに人気のとっておきのパンのレシピを、娘たちには決して教えなかったその理由とは。

母親が一家のパン係

 私の夫はひとりっ子で、いとこすらいない大人だけの家庭で育ちました。

 代々ひとり息子が続いた父方は、親族が皆ドイツ在住のうえ、母の妹弟にも子どもがいなかったのです。

 そんな夫が6歳のとき、お向かいに男の子3人女の子3人の、6人の子どもがいる一家が引っ越してきました。

 夫はそのマーフィールド家の次男(当時5歳)と仲良くなり、遊び相手がいなかった夫は一家の子どもたちと兄弟同然のように育ちました。

 そんなわけで今でもマーフィールド家とは家族同然の付き合いが続き、一家の家族行事には夫と私も必ず呼ばれます。

 子どもたちの誕生日会、感謝祭やクリスマスといった食事では、マーフィールド家の奥さんのアンが必ずパンを焼いていました。

 やがて6人の子どもたちは大人になり、うち4人が結婚して子どもをもうけたので、3世代と私たち夫婦が揃うと大家族です。

 アンは一家総出の夕食の度に大きな編み込みのパンをせっせと作っていました

ある年のサンクスギビング・ディナーにて。写真の手前に写ってる編み込みパンが、アンお手製のもの
ある年のサンクスギビング・ディナーにて。アンお手製のパン(写真の手前)

 牛乳アレルギーの次女のために、牛乳の代わりに卵を使ったレシピを、アンが考案したものだそう。

 そんなわけでこのパン、アンのエッグブレッドは必ず一家の食卓に登場していたのです。

 一家のパンを焼くのは母親の務めといったところでしょうか。

集まりには欠かせなかった、アンのパン(写真奥)
牛乳を使わず、卵を使ったパン。とてもおいしかったのです(写真左)
牛乳を使わず、卵を使ったパンでした(写真左)
いつも集まりには欠かせなかった、アンのパン(写真奥)

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