朝ごはんのパンを焼く。そんな日々の何気ない、普通なら素通りしてしまうようなことも、ちゃんと捕まえて楽しめたら、暮らしはもっと豊かになるのでは……。そんなことを思う、hasu.hanaさんのコラムです。

変わらない朝の風景

 朝の食パンを焼く匂い……。

 トースターの「ジジジー」という音が鳴って、パンが焼きあがる。

 この匂いで「朝だなぁ」と感じる。

 母が朝早く仕事に出ていたので、私は幼い頃から朝ごはんの支度は自分でしていました。

 支度といっても、子どもなので、トースターにパンを入れてスイッチオンする、それだけのこと。

 各自で朝ごはんを支度するのは、味気ない感じもするけど、子どもなりに朝のパン焼きが楽しみでした。

 パン焼き機は、オーブントースターだったり、ポップアップトースターだったりと、その時の母の好みのものに変わっていきました。

 今も時折、そんな風景を思い出しながらパンを焼くことがあります。

 朝ごはんの定番は、夫は卵サンド、私はバタートースト。

 まずは夫の卵サンド用の食パンをオーブントースターで焼き、サンドしてお皿にのせたら、私の分の食パンを網にのせます。

 そこからは目が離せません。片面を焼いて、ひっくり返す瞬間に、毎回違う焼き目を楽しんでいます。

 網焼きトーストは、外側はカリッと、中はもっちり焼けます。なにより、こんがりとつく焼き目が良い♪

 たまには、菓子パンや総菜パンも良いけれど、やっぱりシンプルな食パンが一番のごちそう。そのシンプルな食パンをどうやっておいしく食べるかを考えるのも、朝の楽しみのひとつになっています。

 子どもの頃はオーブントースターで焼いていたのに、なぜか懐かしさを感じる朝の風景です。

hasu.hanaさんの記事一覧

もっと読む