奇跡の野菜「ビーツ」の食べ方と育て方

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2019/09/05 07:00

「奇跡の野菜」や「食べる輸血」といわれるほど栄養価が高いことで話題のビーツ。9月のタネまきシーズンを迎えるにあたり、家庭菜園におすすめの品種や健康効果、食べ方などをタキイ種苗さんに教えてもらいました。

栄養価の高い「ビーツ」

 ロシア料理の「ボルシチ」に使われる野菜として有名なビーツ。ヨーロッパでは昔から健康に良い野菜として食べられてきました。日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、近年は高い栄養価や色鮮やかな見た目が注目されています。

ビーツは、地中海沿岸地方が原産の根菜です。カブに似ていますが、実はホウレンソウと同じ仲間でヒユ科なのです。ビーツの鮮やかな赤色と、ホウレンソウの根元の赤色は“ベタシアニン”というポリフェノールの一種によるもの

ビーツは地中海沿岸地方が原産の根菜です。カブに似ていますが、実はホウレンソウと同じ仲間でヒユ科。ビーツの鮮やかな赤色と、ホウレンソウの根元の赤色は「ベタシアニン」というポリフェノールの一種によるもの

 ビーツにはカリウムやマグネシウム、鉄など多くの栄養素が含まれていて、ビタミンB群の一種である葉酸が特に豊富。葉酸は胎児の発育に欠かせない栄養素なので、妊娠を望んでいる女性や妊娠の可能性がある女性、また妊娠初期にの方に良いとされています。食べ方はボルシチのほか、手軽にサラダやピクルスにしても美味しいですよ。

薄く切ってサラダに
薄く切ってサラダに
定番の「ボルシチ」
定番の「ボルシチ」
ホウレンソウの根元の赤色と、ビーツの赤色は「ベタシアニン」によるもの
ホウレンソウの根元の赤色と、ビーツの赤色は「ベタシアニン」によるもの

ビーツの育て方

 生育適温が15~21℃と冷涼な気候を好むビーツは、春まきなら3月中旬~5月下旬、秋まきなら9月上旬~10月上旬にタネまきを行います。そうちょうどこれからが、タネまきをするのにいい季節なんです。

 ビーツは栽培期間が比較的短く60~80日ほどで、栽培が簡単な初心者向けの野菜。プランターでも栽培ができるので、この秋は家庭菜園に挑戦してみてはいかがでしょうか?

1袋【約380粒】 232円(タキイ通販価格・税込)
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豆知識「ビーツのタネはタネじゃない?」

ビーツのタネは「種球(たねきゅう)」というタイプで、植物学上は「果実」。1つの種球の中に2~3粒の真正種子が入っています。そのため、1つの種球から数本の芽が出るので、タネを播く時は2cm間隔で播くのがベスト。成長過程で間引き作業を行い、最終的に株間が10~15cm程度になるようにするといいですよ。

「種球」タイプのビーツのタネ
「種球」タイプのビーツのタネ

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