フランスは少子化対策に成功した国
フランスに来て驚いたことの1つに、街で遭遇する子どもの多さがあります。
東京では都心部に住んでいたということもあるけれど、小さな子どもをみかけることはほとんどありませんでした。
でも、パリの街は常に子どもたちの活気で満ち溢れていて、いつもどこからともなく子どもの声が聞こえてきます。

フランスは少子化対策に成功した国として有名で、近年は安定して出生率2.0前後を維持。先進国の中で常に1~2位となっています。
そんなフランスも、1994年には出生率が戦後最低の1.66まで下がって大慌てしたことがありました。これに対して政府は早急に少子化対策を打ち出し、あっという間に今の出生率まで回復したのです。
そんなフランスの政策を評価し、少子化に悩む世界の国々はフランスの真似をしようと試みているけれど、それでも一向に出生率が上がらない国も多い。これっていったいどうしてなのでしょう?