私の料理の原点はイギリスにある

 私が料理ブログを開設して10年がたちました。

料理ブログ「ミセスNewYorkの食卓」http://suzannelane.blog42.fc2.com/ を始めて10年です
料理ブログ「ミセスNewYorkの食卓」を始めて10年です

 私の料理はアメリカの影響を受けたものと思われているでしょうが、実は私が西洋料理に興味を持ったそもそものきっかけはイギリスにあるんです。

 私が大学生だった1980年代はイギリスのポップミュージックが世界中でブームを巻き起こしていました。大学の生協にあったイギリスの音楽雑誌の「ペンパルコーナー」に友人とふざけて投書したところ、私の名前と住所が掲載されたんです。当時は東洋人が珍しかったのか、イギリスの若者たちからたくさんの手紙が毎週のように届きました。

 こうしてイギリスに数人の「ペンパル」ができた私は、さらに人脈を増やしたくて国際ペンパル協会に入ったのですが、そこで後に私の親友となる、当時60代後半くらいだった親日家のロン&キティ夫妻と知り合いました。

イギリスで私の親代わりとなってくれたロン夫妻
イギリスで私の親代わりとなってくれたロン夫妻

イギリスの料理はまずい?

 ロン夫妻は日本のペンパルたちをホームステイで受け入れていたので、私が大学の卒業旅行でイギリスへ行くことにしたときも気前よく家に招待してくれました。

 そこで就職までの長い休みを利用して、1か月ロン夫妻の家に滞在したのです。

 ご存知の方も多いと思いますが、日本でも人気があるジェイミー・オリバーや、アメリカで冠番組を持つゴードン・ラムゼイのような有名シェフが現れるまで、「イギリスの料理はまずい」というのが世界の評判でした。

 実際今でもネットで「イギリス料理、まずい」というキーワードで検索すると、おかしなほど結果がたくさん出てきます。私もその評判は知ったうえでロン夫妻のお宅にお世話になったのですが……。

 奥さんのキティが作る料理はどれもおいしかったのです。

 キティの個人的な腕なのか、あるいは異国にいると家庭料理にほっとしておいしく感じたのか。ロン夫妻の家から友人宅を転々としましたが、どの家庭でもご馳走になった料理は本当においしかったんです。

 ただし、レストランではおいしいと思ったものが何もなかったので、やはり世界の評判に間違いはなかったのかもしれません。

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