赤ちゃん専用の「ダンベル」が成長を助ける!?

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2019/10/17 06:00

赤ちゃんのためのトレーニング「ベビトレ」。発育段階に合わせた遊びをすることで、赤ちゃんの成長を助けるといいます。発達脳科学者・小児科医 成田奈緒子先生が監修した、赤ちゃん専用のダンベルを使ったベビトレをご紹介します。

ダンベル型のガラガラ「dumbbell-bell」

 ベビー・マタニティ用品を手がける「フィセル」。今月15日より発売となった「dumbbell-bell(ダンベルベル)」は、親子の遊びを通したコミュニケーションで、赤ちゃんの健やかな成長を応援する知育玩具。

「dumbbell-bell」(ブラック・グレー・ブルー・ピンク)2,000円/名入れタイプ:3,200円(各税別)

「dumbbell-bell」(ブラック・グレー・ブルー・ピンク)2,000円/名入れタイプ:3,200円(各税別)

 ダンベルと聞くと驚くかもしれませんが、その正体はダンベルの形をした木製のガラガラ。振ると優しい鈴の音が鳴り、鼓膜がデリケートな赤ちゃんの耳に優しく響きます。また、月齢に合わせた遊び方「ベビトレ」で赤ちゃんの好奇心を刺激。赤ちゃんの成長を助けるといいます。

赤ちゃんのためのトレーニング「ベビトレ」

 同商品の発売に合わせて、提案されているベビトレは、発達脳科学者・小児科医 成田奈緒子先生監修のもと開発されたもの。見たい・触りたい・やりたいの「好奇心」を刺激することで、カラダの発育はもちろんのこと、様々な感情を引き出しながらココロまですくすく育てるのだそう。

0ヵ月「みるトレ」

 まず、赤ちゃんの片方の耳のそばで、やさしくダンベルベルを鳴らします。次に、パパやママがとびきりの笑顔を見せながら赤ちゃんのお顔の上を通り、ゆっくりともう片方の耳の方へダンベルベルを鳴らしながら移動させます。まだ早い動きは捉えられないので、急ぎすぎないように気を付けましょう。ベルの音で聴覚の刺激をしながら同時に視覚も刺激することで追視能力も鍛えられます。

1・2ヵ月「うごトレ」

 手足を上に向かって、ある程度バタバタと動かせるようになる時期です。パパやママのお顔を近づけ笑顔を見せながら、赤ちゃんの手がギリギリ届くあたりでダンベルベルを振ってみましょう。手を伸ばしたり、頭を持ち上げようとしたりと動きの範囲が広がります。まだ、自分で握ることはできませんが、優しく指を折り曲げてつかませてあげるのもよいでしょう。

3ヵ月「にこトレ」

 パパやママの顔が分かってきて、近づくとパッと笑うようになるなど、感情が少しずつ豊かになる時期です。ダンベルベルを鳴らしてリズムを取りながら、歌を歌ってあげましょう。急に顔を近づけたり歌の調子や音の大きさを変えると喜びます。寝かせているだけではなく、抱っこで揺らしながら歌ってあげるとさらに効果的です(ただし、揺さぶりすぎないように気を付けましょう)。

4・5ヵ月「ごろトレ」

 首がすわり、寝返りを始める時期です。腹ばいで遊ぶ赤ちゃんの手が届くちょっと先まで、ダンベルベルを転がしてみましょう。転がる様子を見たいという欲求により、自然と頭が持ち上がり、手を伸ばそうと体を動かします。十分に赤ちゃんの好奇心を刺激してあげましょう。

6・7ヵ月「すわトレ」

 物を握ったり、お座りができるようになってくる時期です。お座りした状態で、ダンベルベルを渡してみましょう。動くと音がなるダンベルベルは、持ち替えたいという欲求を自然に起こさせ、手指の運動を発達させます。さらに、お座りを長時間保てるようにもなります。また、パパやママが「どーぞ」や「ちょうだい」など声をかけながら、ダンベルベルを渡したり取り上げたりしましょう。様々な感情の発達が促されます。

8・9ヵ月「はいトレ」

 ハイハイなどで、少しずつ自力で移動できるようになる時期です。好奇心を刺激して、どんどん運動させましょう。ダンベルベルを軽く転がして「取りに行きたい!」という好奇心を刺激しましょう。ダンベルベルを取りたい気持ちが、ずりばいやハイハイを促し体全体の筋力のアップにも繋がります。同時に集中力を鍛えたり達成感を味わうきっかけにもなります。また、パパやママに強い愛着がつくられはじめている時期ですので、「いないいないばぁ」をしてみましょう。大人がダンベルベルで目元を隠しながら鈴の音に合わせて出てくる顔に、笑顔になったり声をあげて笑うようになります。

10・11ヵ月「あしトレ」

 しっかりしたハイハイができるようになったら、ダンベルベルを立てた状態で少し遠くに置き、「よーいドン」の掛け声と共にパパやママと一緒に倒しに行くハイハイ競争をしてみましょう。この時期にハイハイをたくさんさせることは、のちの立位や歩行を安定させ、運動能力の発達のもとになる大事なトレーニングです。また、ゲーム性を理解できるようになり、楽しめる遊びの範囲がグンと広がります。

12ヵ月「まねトレ」

 自分の意志で手先を細かく動かすことができると同時に、簡単な指示が理解できるようになる時期です。パパやママと赤ちゃんが向き合って座り、ダンベルベルを転がし合うトレーニングをしてみましょう。大人に強い興味関心を持ち、盛んに真似をしたがる時期ですので、まずは大人が楽しそうに転がすお手本を見せてあげたりすると、自然にルールややり方を学びます。また、「ママにちょうだい」と転がす先を指示することで、自分の意図通りに筋肉を動かすトレーニングにもなります。

ベビトレ監修:
成田 奈緒子先生 プロフィール

発達脳科学者・小児科医。
文教大学教育学部特別支援教育専修教授。
子育てを応援する専門家による「子育て科学アクシス」を主宰。
1987年神戸大学医学部卒業。
米国セントルイス大学医学部留学を経て、獨協医科大学越谷病院小児科助手、筑波大学基礎医学系講師を経て、現在に至る。
小児科医・脳科学者として豊富な臨床経験を持つ。1児の母。
著書「子どもの脳を育てるペアレンティング・トレーニング(合同出版)」他。

コメント

生まれてすぐの赤ちゃんの脳は未熟です。視力・聴力などの感覚や運動機能、さらには情緒も、生まれたあと大事に育ててくれる大人からの繰り返しの働きかけのおかげでぐんぐん発達します。毎日の生活の中で赤ちゃんはたくさんのものを見て、聞いて、触って、嗅いで、味わいますが、それは決して赤ちゃん一人では成り立たないものです。脳をしっかり育てるために、大人が「脳を育てて発達を促す」ことを意識して、これら五感の刺激を与えながら関わっていただければと思います。そのためには、大人が笑顔や言葉を伝えながら、双方向のやり取りを繰り返す遊びは重要です。

ダンベルベルを使った「ベビトレ」は、親子で楽しみながら月齢に合わせた多様な使い方ができて、赤ちゃんの脳を的確に刺激して発達を促すのに最適です。ぜひ、たくさんの笑顔と言葉とともに、赤ちゃんと触れ合って楽しんでみてください。

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