日々の暮らしでできる「冷え性対策」

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2019/12/03 08:00

冷え性に悩まされてる方必見! 日々の暮らしの中で意識できる「冷え性対策」について、中医学・薬膳の観点から教えてもらいました。

体が冷えるってどういうこと?

 こんにちは。料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。

 立冬を境に、本格的な冬が始まっています。気温もぐんと寒くなりましたね。

 今日は、女性に多い「冷え性」のお悩みについて、おうち薬膳でできることをご紹介します。

そもそも、なぜ体は温かいのでしょう?

 私たちは当たり前のように体温を保っていますが、これってよくよく考えると不思議なことですよね。体は冬でも、どんな寒いところにいても関係なく、常に35~36度の温度を保ち続けています。

 これは、体の中を絶えず巡っている「気」というエネルギーが体を温めてくれているから。

 日本人の場合、「気」というとやる気や気分などといった言葉をイメージしがちかもしれませんが、中医学の「気」と日本語の「気」とでは、解釈や意味合いが違います。

 中医学において「気」というエネルギーは、食べ物から絶えず作られ、体の中を巡っている物質です。体を車に例えると、ガソリンのような存在なのです。

「気」を作り出すには?

 お年寄りになるほど冷えている方が多いのは、加齢によって「気」が弱まっていくため。女性に多い冷え性は、中医学では「気が不足している」状態と考えます。

 そんな「気」の元となるのは、ずばり食べ物しかありません。

 なにか食べた後、体が温かくなった感覚がしたことがあるかと思います。これは食べ物が「気」となり、体をポカポカ温めてくれるからなのです。

 ですから、過激な食事制限によるダイエットは禁物。食べないということは「冷え」の悪化につながります。

体が冷えるとどうなる?

 冷たいものは、様々な動きを止める性質があります。寒いと川が凍り、私たちの体もぎゅっと縮こまるように、体が冷えると気、血、水分代謝がうまくいかず「巡りが悪い」状態になります。

 体の中で冷えに弱いのが「腎」と呼ばれる臓です。腎は生命力や性ホルモン、生殖をつかさどる命の源となるような重要な臓。女性の場合、体の冷えは不妊などにもつながります。