本場パリのバゲットサンドってどんな感じ?

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2019/12/04 20:00

日本とはずいぶん違う、フランスのサンドウィッチ事情について、パリで素敵なマダムと暮らしているizumiさんに教えてもらいましょう。最後にフランスのクリスマスのお話もありますよ!

 Bonjour !

 先月は「フランス人のバゲット事情」についてご紹介しました。が、実に奥深いバゲットの話、もう少し続きます。

 今月は「バゲットサンド」の話をしてから、マダムと過ごしたクリスマスのことも少し書きたいと思います。

ランチの定番「バゲットサンド」

 さて、バゲットのことで書き足したかったのは、「サンドウィッチ」にまつわる話。

 フランスでは、朝や夜だけでなく、お昼にもサンドウィッチとしてバゲットが愛されています。

 日本でサンドウィッチというと、柔らかい食パンにサンドしたものが一般的ですが、フランスではサンドウィッチもバゲットが主流。ブーランジェリーでもバゲットサンドは大事な売り上げ源だと言われています。

 具材は、「ジャンボン(ハム)とブール(バター)」や、「ジャンボンとフロマージュ(チーズ)」、「トン(ツナ)」など様々です。

 こちらは、NATION駅構内の朝。ご覧の通り、朝早くからショーケースには色んなバゲットサンドが並んでいます!

一番人気のバゲットサンドには「あだ名」がある?!

 パリでサンドウィッチといえば、なんといっても「Parisien(パリズィヤン)!」が大人気。

 「Parisien!」とは、ハム&バターのサンドウィッチの通称。長さは30㎝ほどあり、日本の三角形のサンドウィッチと比べたらボリュームたっぷりですが、みんな一人でまるっと食べます。

右下のがパリジェンヌです。NATION駅構内のブーランジェリーでは1本3ユーロでした
右下のサンドウィッチがParisien!。NATION駅構内のスタンドでは1本3.5ユーロでした

 パリで人気のバゲットサンドを買う時は、具材の種類のまんま「Jambon&Beurre(ジャンボン&ブール)」と言わず、あえて「Parisien!」とオーダーしたい! この言い方は、カフェでも同様に通じます。

 これだけでもパリジャンの気分♪

ブーランジェリーの前での一コマ
ブーランジェリーの前での一コマ
おやつだって、バゲットサンド!

 それから、バゲットを使ったおやつについて。

 フランスの「おやつの時間」は、15時ではなく、16時~17時。子どもたちが下校する時間が、夕方4時ごろだからだそうです。

 そして、おやつの定番に「パン・オ・ショコラ」のバゲット版があるんです。

 ある日、マダムの家に娘(当時7歳)と私の2人で留守番を任されたことがありました。その出かけ際、マダムが「izumi~! キッチンの棚の中に板チョコが入っているから、お腹が空いたらバゲットにチョコ挟んで食べてね~」と。

 「え~? バゲットに板チョコなの? さすがマダム、斬新な発想」と思っていたら、これはフランスでは「定番のおやつ」だと、後から知りました。

 子供の頃からハードな生地のパンを食べ慣れていたら、丈夫なあごが鍛えあがるのでしょう。

 パン屋さんの「パン・オ・ショコラ」と違って、バゲットにチョコを挟んだだけのパンは、フランス人なら誰もが知っている家庭のおやつ。日本に例えたら、「残ったご飯を丸めたおにぎり」「お餅に海苔」みたいなものかな?

 ご興味ある方は、ぜひ、お試しを。

 Bon appétit !

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