実はイライラしやすい春 気持ちよく過ごすコツ

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2020/02/07 06:00

暦の上では、もう春。今の時期はちょうど、冬の体から春の体へ変化し始める時です。この時期に起きやすい体の不調とその対策を知り、健やかに気持ちよく春を迎えましょう。

 こんにちは。料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。

 2月4日に立春を迎え、5月頭の立夏まで約3か月間の「春」が始まりました。実際はまだ寒いですが、春といえば温かく、植物が芽吹く気持ちのいい季節です。

 ですが、年度が変わり始まる新生活に加え、寒い冬を越した体には季節の変化がストレスとなることも。

 そこで、今日は日々のごはんで、ストレスを緩和し、春をのびのび過ごすコツをご紹介します。

春ってどんな季節?

 「春」は立春から立夏までの3か月のことを指します。立春を境に、私たちの身の回りではこのような変化が現れます。

・気温が徐々に上昇し、日が長くなり始める
・激しい風が吹く
・植物が芽吹き、動物や人間が活動的になる

 こうした季節変化の中でも、春に特徴的なのが「風」です。

 毎年春一番がニュースで報道されるように、春は、上へ舞い上がるような強い風の吹く季節。

 実は、これと同じように、人間の体も上に昇る不調が増えるのです。

 たとえば、上半身に起こるめまいや立ち眩み、花粉症による鼻炎など。ほかにも、春は次のような変化が起こります。

貧血になりやすくなる

 さまざまな植物が芽吹き、動物が冬眠から目覚めるように、人間も活動的になってくる春。意識せずとも、冬に比べて睡眠時間が少し短くなってきます。

 すると、不足するのが「血」です。

 頭が働かない時、「頭に血が回らない!」などといいますよね。血は、運動や思考などの活動をするために、たくさん使われるものです。

 また、血は睡眠時に作られますから、睡眠時間が減り、さらに活動量も増える春は貧血になりがちなのです。

イライラしやすくなる

 血が減ることで不調をきたすのが、「肝」という血液を貯める臓です。

 肝は、エネルギー(気)のコントロール役を担ってくれていているのですが、肝が不調のため気をコントロールできなくなると、全身を巡っている気は、どんどん上へ昇っていきます。

 怒りを感じたら、「頭にくる!」と言いますよね。頭に気が昇りパンパンになっている状態がイライラの正体なのです。

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