「私に必要な台所家電はもしかしたらそんなにないのかも知れない」ブロガーのchasさんが、いくつかの家電を処分して思うこと。

気づけば最低限の家電しか使っていなかった

 結婚し、自分の台所を持ってから今まで、さまざまな台所家電を使ってきました。どこの家にもある冷蔵庫や電子レンジなどはもちろん、スムージーに目覚めて外国メーカーの格好いいジューサーを、好きな料理研究家が持っているフードプロセッサーを、放ったらかし調理に憧れて電気圧力鍋を、ふりかけを作ろうとミルを……そういった「専用の家電」もたくさん買ってきました。

 そしてそれらの「専用の家電」はどれも半年や一年、または数年それなりに使うものの、気づけばいつの間にか引き出しや収納庫にしまわれて、台所のレギュラーメンバーから外されていきました。

 先日、台所を片付けながらそんな控え選手になってしまった家電たちを眺め、ふと「私に必要な台所家電はもしかしたらそんなにないのかも知れない」と思いました。

料理は簡単なものでいい

 考えてみればジューサーもフードプロセッサーも圧力鍋もミルも、使うのは良くても洗うのが面倒で、段々と使わなくなりました。

 洗う面倒さより、自分で刻んだり、お店で挽いてもらったり、いつもの鍋でゴトゴト煮たり、いっそ作らない。その手間や我慢を選択するほうが、自分にとって快適になってきたのです。

 しまわれた家電たちを見るたび後ろめたく思い、時々申し訳程度に使いながら過ごすうち、そんな家電を使わなくても刻むのも上手になったし、煮込み料理も得意になりました。

 そして「これだけは」と思っていたミートソースの具材のみじん切りが苦にならなくなったとき、「もういいかな」と吹っ切ることができました。

 もう料理は自分にできる簡単なものでいい。使い慣れない家電で凝ったメニューを作らなくてもいい。時間がないときや疲れたときには、簡単なカレーや鍋や、焼いた魚に油揚げ一枚フライパンで焼くだけでも、ちくわ炒めるだけだっていいじゃないか、と。

 そう吹っ切った後はすぐに、ジューサーもフードプロセッサーもミルもハンドミキサーも、部品をすべて集めてきれいに洗い、知人に譲りました。

 電気圧力鍋やホームベーカリーなど比較的使用頻度が高かったものは、一旦棚の奥にしまい込みました。そうやって台所を眺めてみたら、残った家電は冷蔵庫、オーブンレンジ、炊飯器、ホットプレート、コーヒーメーカー。結婚当初に揃えたような家電ばかりでした。

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