今世界的に和紙の機能性の高さが注目されています。そんな和紙を100%使った服をご紹介。

和紙の機能性の高さに注目した衣服

 古くから障子やふすまなど、日本の暮らしの中で重宝されてきた和紙。今、その和紙が美術館や博物館で絵画の修復に用いられるなど、世界中で機能性の高さが注目されています。

和紙の機能性

吸湿性と保湿性を兼ね備えた和紙は、蒸し暑い夏には湿気を吸収し、乾燥する冬には湿気を放出する“天然のエアコン”としての働きを持っています。また、多孔質な繊維は抗菌性や消臭性にも優れ、家の中を清潔な状態に保つ効果があるといわれています。

 そんな和紙の持つ力を、衣服として生活に取り入れることができないかと、東京都墨田区の老舗縫製メーカー「和興(わこう)」が手がけたのは「和紙の服」。和紙100%にこだわったニットで、滑らかさのある独特な風合いが特徴です。

原料は、フィリピンやエクアドルを原生とする「マニラ麻」。年間を通じて栽培が可能、一度収穫しても2~3年で再生を繰りかえす、環境負荷の少ない循環型素材

原料は、主にフィリピンで生産されている「マニラ麻」。年間を通じて栽培が可能、一度収穫しても2~3年で再生を繰りかえす、環境負荷の少ない循環型素材

 取り扱いの難しい和紙、製品化にあたっては製糸、編みたて、縫製、染色まで、全ての工程において通常の何倍もの手間がかかったそう。

 それでも和紙100%にこだわったのには、こんな理由があったといいます。

「これまでの服作りの現場では、いかに安く早く正確に作れるかが求められてきました。しかし本来、服は工業製品ではありません。一つひとつ表情があって、そういった不安定さや変化を楽しむのもファッションの醍醐味の一つ。そのために我々生産者は、自分たちが率先してものづくりを楽しみ、その面白さを発信していかなければなりません」(和紙の服の染色を手がける川合染工場の川合創記男さん)

 紙でありながら、柔らかく、なめらかで、しっとりとした着心地に仕上げられた和紙の服。参考価格は12,000円(税抜)、販売日は未定(4月末頃予定)。商品のご購入は下記よりお問い合わせください。

「和紙の服」お問い合わせ先:03-3634-5645

あわせて読みたい

▼「ミニマルなワードローブ」6つのメリットとは?
▼「着回す」を捨て、コーディネート疲れから卒業しよう
▼「ちょうどいいおしゃれ」がしたい、私がやっていること

みんなの暮らし日記ONLINE
2020/03/30 05:00 /article/detail/2592