フランスの冬の定番! あつあつチーズ料理「ラクレット」

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2020/02/25 14:00

寒い日、日本人はやっぱり「鍋」ですが、パリで暮らすマダム愛さんによると、フランスにも日本の鍋料理文化を思い出させる料理があるんだとか。

寒い日、日本人は鍋ですよね

 みなさん、親戚や親しい友人などを誘っての冬のおもてなしメニューと聞いて何を思い浮かべますか?

 もちろん今の時代、ローストチキンやアクアパッツァといった洋食でおもてなしをする場合も多いかもしれません。

 ですが、私の中で、やっぱり日本の冬といったら鍋でしょ!と思うのですが、いかがでしょうか?

 鍋って特に買い出しに行く時間もなければ料理する暇もない! っていう方には、大変重宝する料理のひとつですよね。冷蔵庫に残っている適当なものを鍋にぽんぽん入れ、おいしいお出汁で煮たら、あっという間に出来上がるんですもの。それでいて、見た目豪華でおいしい、最高の料理だと思います。

 しかも予算的にも安く済ませることも可能なので、主婦には嬉しいお料理なのではないでしょうか。

 さらには、ひとつの大きな鍋をみんなで囲んで食べることで、親近感が生まれ、とても温かい時間が共有できるので、そういった意味でも、みんなで鍋をするのはとても良い文化だな、と思うのです。

フランスの鍋代わり? 「ラクレット」

 フランスでは?と言いますと、もちろん日本のような鍋文化はありません。

 日本人の私としては、そんな中でもどうにかして鍋をやろうとするのですが、私の住んでいるパリの街では日本の食材が専門のお店の行かないと手に入らず、しかもかなり高価なため、なかなか気軽には手が出ない料理となってしまいます。

 じゃあ、フランスは、どんなおもてなしをするの?

 親しい人相手でも、常に前菜、メイン、チーズ、デザートのフルコース? なんて思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実はフランスにも鍋以上に簡単で、皆で囲んで温かさを共有できる、そんな冬の定番おもてなし料理があるんですよ。

 それが“ラクレット”という料理。

 これは、ラクレットと言われるチーズを温めて溶かし、ジャガイモ等のお野菜や生ハムやソーセージなどにかけて食べる料理です。

 “ラクレット”という言葉には、“削り道具”“かきとり具”といった意味があり、とろけたラクレットチーズを専用の道具で削り取るようにして取ることから、その名がついたと言われております。

 もともとは、スイスの国境近くにある、フランスはサヴォア地方の伝統料理。アニメ「アルプスの少女ハイジ」で、主人公が暖炉で焼いて溶かしたチーズを食べるシーンがあるのですが、まさにあのチーズがラクレットチーズと言われておりまして、熱を加えることでびっくりするくらい、とろ~んと溶けるのです。

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