我が家の柚子の木に起きた異変

 以前も書かせて頂いた昭和4年生まれの義父は生前、柚子ジャムが大好物でした。柚子の採れ高にもよりましたが、大鍋で煮て、どーんと母屋に届けると、気難しい顔がほころんだものです。

 柚子ジャムはペクチンが豊富なのか、煮上がった時はトロトロとしていても、冷めるとぷるんと固まるんです。義父はそれをなんとお箸でつまんで、お茶を飲みながら食べていました。

 ようかんのような感覚だったのかもしれません。

 「わしも、食べべ〜と思ったのに、じいさんがみんな食っちまった!」

 と義母が怒っていた事も何度もありました。

 「柚子の木は、わしのもんだ! 自分のもの自分で食ってあにが悪いだ!」

 こちらは、それに対する義父の反論です笑

 昨年、義父は亡くなり、このやりとりも義父らしさ溢れる思い出の1つになりました。

 毎年我が家を賑わしてくれた柚子の木。

 今年の夏、「さて、そろそろ実ができたかな〜」とウキウキとざるを片手に裏庭に行き、目を疑いました。

 なんと、柚子の木がはげちゃびんなんです!

 葉もまばらで、枯れ木のよう。

 夫に報告して、みてもらうと、寄生するタイプの植物につかれてしまっている事がわかりました。

 すぐさま、憎き敵の根を切り、メリメリとはがして撤去。

 元気を取り戻してくれる事を祈っていましたが、ダメージは大きかったようです。

 今年の冬はとうとうはげちゃびんのまま。

 「じいちゃん、柚子大好きだったから、冥土土産に持って行っちゃったんじゃないの〜?」

 と、息子。

 なるほど、そうかもしれません。

 でも、夫が生まれるずっと前から我が家に根付き、長い時間を経て実をつけるようになってくれた柚子の木。できる事なら復活し、また実をつけ楽しませてほしいものです。

 暮れ恒例のお墓参りの時に、柚子ジャムをお供えして、義父にお願いしてこなくては!

 そんなわけで、この冬、嫁いで十八年目にして初めて柚子を買いました。

 十八年目なんて、柚子のことわざみたい、なんだかゴロがいいですね(^^)

 毎年、冬至にはたくさんの柚子を浮かべて、贅沢な柚子湯に浸かっていた我が家ですが、今年は頑張って5〜6個かな?

 家族の無病と我が家の柚子の木の健康を願いながら、冬至を迎えたいと思います。

 皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいね!

 最後までお読みくださりありがとうございました!



Writer PROFILE

  • hanaさん

    Instagram ▶︎@hana.hana.bee

    はじめまして! 年上の夫、高校3年の息子、高校1年の娘、白猫末娘と千葉の片田舎で暮らしています。

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