あまり期待せず見始めたのですが、涙が止まりませんでした。私と夫だけでなく、子どももかなり胸に来るものがあったようです。

 こんにちは。編集長のホンダです。子育て中の皆さん、この突然の休校、どうお過ごしでしょうか。

 我が家には一人っ子の小5男子がいまして、私はテレワーク、夫は時差出勤で乗り切る予定ですが、すでにこの1週間、長いです。

 リビングで仕事する私の横で、子どもは、一応、午前中は学校の宿題や塾の勉強、午後は友達と野球の自主トレ、と過ごしていますが、スキあらばマンガやゲームにテレビ。そして昼寝(のび太か!)。それを注意すれば口答え……という、体ばかり大きくなった息子に、イライラしてしまう今日この頃。

 そろそろ反抗期だから仕方ないと思いつつ、ちょっと前まで「ママ、ママ」とまとわりついていた、かわいい面影を覚えている身には寂しくもツライ時期です。

 そんな11歳(前後)の子を持つ親御さんに、ぜひおすすめしたい映画が、『インサイド・ヘッド』なんです。

11歳の子の気持ちが改めてよくわかる映画『インサイド・ヘッド』

 

 主人公・ライリー(11歳)の頭の中で起きている感情「ヨロコビ」「カナシミ」「ムカムカ」……などが擬人化され、物語を繰り広げていくこの映画。

 田舎で友人たちと楽しい学校生活を送っていたライリーですが、父の都合で大都会へ引っ越したことでトラブルに見舞われます。

 自然豊かな田舎暮らしから一転した、都会の暗く狭い家。大好きだった友人たちとのアイスホッケーももうできない。勇気を奮い立たせて新しい学校へ行けば、オシャレな都会の子たちがまぶしく、自分がみすぼらしくちっぽけな存在に思える。昔の友人とも衝突し、両親にも悲しい気持ちを打ち明けられず、孤独が募ったライリー。そんなライリーの頭の中で、感情たちが奮闘するのですが……。

 2015年公開の映画ですが、かなり話題でしたよね。テレビだったかネットフリックスだったかで、家族で見始めたことがあるんです。でもそのとき子どもはまだ小さく、冒頭で飽きてすぐ見るのをやめてしまいました。私もどうもピンと来なかったんです。

 でも今回、ちょうど子どもと主人公は同じ年。見始めるとグイグイ引き込まれ、気づけば涙が止まらず……。ここ数年で一番心に残る映画になりました。

まさにキャッチコピー通り。「これはあなたの物語」と思える映画『インサイド・ヘッド』

 子育てをしていると、ある意味、自分が過ごしてきた子ども時代を追体験しているような気持ちになることがありませんか。

 もちろん子どもと自分は別人格なので、同じような経験でも子どもがどう受け止めているかは実際はわからないのですが、学校やスポーツでの子どもの姿に、自分の経験を重ねて見てしまうことがあります。

 この映画でも、私たち大人が通ってきた子ども時代に感じていたさまざまな感情を、改めて思い出させるシーンの連続で、親の立場、子どもの立場、両方の立場から共感せずにいられません。

 楽しいことでいっぱいだった幼い時代を経て、段々と成長するうちに、思うようにいかないモヤモヤした気持ち、他人と比べてしまう劣等感や、周囲へのいら立ちなど、複雑な思いが生まれてくる。

 家出をしようとするライリーに親目線でハラハラしつつ、そういう感情も子ども時代にあったなとしみじみ。11歳ならではの複雑な感情の芽生え、それを見守る親の気持ち、これは世界共通なんだなと思いました。

 そして、のほほんとしている我が家の11歳にも、実はいろんな感情があるんだろうなと思わされました(一緒にこの映画を見た後、親に顔を見られたくないようで、しれっとリビングから出て行ってしまいました)。

 ちょうどその時期に合う映画ってあるんですね。私たち家族にとっては、この『インサイド・ヘッド』、今が一番合う時期でした。

 11歳前後のお子さんがいらっしゃる方、まだこの映画を見ていないようでしたらぜひ、この機会に、お子さんと一緒に見てみてください!



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みんなの暮らし日記ONLINE 2020/03/09 12:00
2020/03/09 12:00 /article/detail/2704