ぬいぐるみ診良所始まりの物語

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2018/01/10 20:00

 洋服のお直し専門店が開設した「ぬいぐるみ診良所」をご存知でしょうか? 今日はこの診良所にまつわる素敵な物語をご紹介します。

 私たちのそばでずっと見守ってくれるぬいぐるみ。家族のように大切にされている方もいるのではないでしょうか。ですがどんなに大事にしていても、月日が経つと汚れやほつれが気になってきます。中綿が古びて全体的にくたっとなってしまったり、手足がちぎれてしまったり……などなど。ぬいぐるみも歳はとるのです。

 今日は元気がなくなったぬいぐるみを元気にしてくれる病院のような場所を紹介します。名前は「ぬいぐるみ診良所」。首都圏を中心に46店舗展開している洋服お直し専門店「アン・コトン」が、3年前に開設した診“良”所です。診療所ではなく、診“良”所である理由は、「ぬいぐるみを診て良く治す所」だからなんだそう。

一つひとつ愛情をこめて治療されます
一つひとつ愛情をこめて治療されます

 洋服のお直し専門店がぬいぐるみのお直しを始めたのには、あるきっかけがありました。。ある日、若い男性が洋服のお直し店にぬいぐるみを持ってきたのです。そのぬいぐるみは男性のおばあ様が大切にされているもので、おばあ様は入院中のベッドでも毎日抱っこし、大切にしていました。

 しかしそのぬいぐるみは、50年前におばあ様自身が作ったもの。50年前のものですから、ぬいぐるみはもうボロボロになっていました。そんな元気のないぬいぐるみを抱っこしているおばあ様が気の毒で、ぬいぐるみを元気にしてほしいと、男性は洋服のお直し店へ持ってきたのです。

 おばあ様のぬいぐるみは無事元気になり、おばあ様のもとへ帰っていきました。その後日、男性は、おばあ様にぬいぐるみを渡した時の写真を見せに来てくれました。その写真には、優しく安心した表情でぬいぐるみを抱きしめているおばあ様の姿があり、それを見た時に「ほかにもぬいぐるみが怪我をして困っている人がいるかもしれない。それを解決するのも私たちの使命だ!」と思ったことから、この診良所はスタートしたのです。

 「ぬいぐるみ診良所」では、ぬいぐるみの作り方から勉強したスタッフが治療を行っています。「内科:綿入れ」や「外科:傷の縫い直し」「皮膚科:抜け毛を植毛で治す」「眼科:目玉の欠損の治し」「お風呂サービス:クリーニング」などの治療があるそうです。大切なぬいぐるみが元気がない時は、この診良所を頼ってみてはいかがでしょうか?

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