日本の皆様いかがお過ごしでしょうか。この原稿を書いている3月中旬の時点で、私が住むニューヨーク州もついに州知事が新型コロナウイルスの拡大により非常事態を宣言する事態となりました。街中はどことなく閑散とし、生活に必然なスーパーへの買い物も人気が多い時間に行くのは緊張します。
アメリカではまだまだマスクをする人が少ないので、日本人の私がマスクをすると感染者だと誤解される恐れがあるため、ハンカチで口元をふさいで店に入っています。
マスクをせず人々が無防備に近い状況での生活は、皆が普通にマスクをしている日本にいるほうがアメリカにいるよりまだ安全かもしれません。
朝食のキーワードは卵、ベーコン、トースト
さて暗い話はさておき、今回はアメリカ人が普段どんな食事をしているのかをご紹介しましょう。
アメリカには「ダイナー」という比較的リーズナブルな値段で食事ができるレストランがあります(日本でいうとファミレスとか定食屋さんといった庶民的なお店です)。
ダイナーには朝食、ランチ、夕食のメニューがありますが、私にはこのダイナーのメニューが一般的なアメリカ人の一日の食事を代表しているように思えます。
ダイナーの朝食は、「卵、加工肉、トースト」がお決まり
ダイナーのブレックファストといえば何といっても卵に加工肉、それにトーストの組み合わせが典型でしょう。
卵料理はアメリカで一番人気があるのがスクランブルエッグだそう。ついで目玉焼きとか、両面を軽く焼いた「イージーオーバー」と続きます。
加工肉はベーコンにハムやソーセージといった種類がありますが、一番需要が高いのがベーコンだと思います。先日主人とその母とダイナーでお昼を食べる機会があったので注文したものの写真を撮りました。

夫が注文した「朝食サンドイッチ」(フィリングは卵、チーズ、ベーコンです)にハッシュブラウン。

これは私のエッグベネディクトとハッシュドビーフ。
朝食メニューは写真のように、ジャガイモのサイドディッシュも人気がありますね。
フレンチフライに、ハッシュブラウン、あるいは私がとったハッシュドビーフなどがありますが、なかでもフレンチフライはアメリカ人の大好物。
パンが主食のお皿にポテトがどっさりと盛ってある食事はアメリカ人にとってごくごく普通の食事です。炭水化物のダブルパンチは日本でいうとラーメンと焼飯の定食みたいな感じでしょうか(笑)。
ちなみに私自身で典型的な朝食メニューを作ってみました。

手作りのイングリッシュマフィンがふたつ(プレーンのトーストと、チーズをのせたトースト)に、スクランブルエッグとベーコンです。
この他の朝食として、パンケーキ(ホットケーキ)やフレンチトーストにたっぷりのメープルシロップ、クロワッサン、マフィンやデニッシュといった甘いものも定番です。