ガン闘病中だった、グラフィックデザイナーの柘植 ヒロポンさんがお亡くなりになりました。享年48歳でした。

 昨日、お通夜に参列してきました。

 長年お世話になっていた、デザイナーの柘植 ヒロポンさんがお亡くなりになったのです。

 去年、原稿を寄稿してくださったので、お読みになった方もいらっしゃるかと思います。

 ▼もしも大切な人がガンになってしまったら

 ▼ガンに支配されない。心を立て直す方法

 以前、私はデザイン関連の書籍編集部にいたので、デザイナーである柘植さんに、デザインを勉強したい人たちに向けた本を何冊も書いていただいていました。

 柘植さんのお作りになるものは、どれもお世辞抜きで素晴らしいんです。デザイン作例のクオリティ、わかりやすく丁寧にまとめられた文章、ちょっとしたところにプラスしてくれる遊びのアイデアなど。

 若手のデザイナーさんはじめ業界のことや、大学で教えている生徒たちのことをとても親身になって考えていらっしゃるご様子が印象的でした。そんな柘植さんによる数々のデザイン書は、多くの人たちの手に届き、今も勉強の助けになってくれていることと思います。

 明るくほがらかなお人柄の柘植さんとお仕事するのは、本当に楽しかったことを思い出します。私は年齢がひとつしか変わらないこともあり、同じ業界でともに働く女性として、同志のように思っていました。

 当時は柘植さんも私も30代、仕事の打ち合わせそっちのけで、お肌の手入れなど美容の話で盛り上がったこともありました。

 その後お会いしたとき、「ガンが見つかっちゃったんですよ~。まさか自分という感じでびっくりですよ~」なんてこれまた明るくおっしゃっていて驚いたのですが……。でもいずれ元気になられて、また一緒にお仕事できる日が来ると思っていました。

 お通夜の祭壇は、たくさんのお花で飾られていました。

 本物の桜、いろんなピンク色の花で、桜の花びらの形にした祭壇がとても美しく、笑顔の柘植さんのお写真を囲んでいました。

 満開の桜の中、柘植さんは旅立って行かれるんですね。

 柘植さんのこと、ずっと忘れません。もっとお話したかったけど、またいつか会えますね。

 今まで本当にありがとうございました。



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