お菓子ブログを主宰する、翻訳家の森嶋さん。今回はおいしい「飲茶」についてのお話と、ホッカホカの手作り肉まんのレシピを紹介してくれました。

何かを食べるためだけに、どこかに行くとしたら?

 こんにちは!お菓子ブログ〈Single KitchenでSweetsを〉のmarinこと森嶋マリです。

 2018年、泣いても笑ってもいよいよ平成最後の年ですね。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 普段は日常の雑事に追われていても、さすがに1年の初めぐらいは、真摯な気持ちになって、健康、平和、景気回復を願います。

 いえ、景気回復といっても、わが家の家計にちょっと余裕ができるといいなぁ、と願う程度ですけどね。

 景気回復といえば、昨年はバブル期の景気を超えたとのことでした。それでも、どうやら現代の若者は好景気に浮かれることなく、堅実に暮らしているようす。

 80年代のバブル経済と、バブルがはじけたあとの社会を経験した身としては、浮かれない若者がかえってたくましく感じられます。

 そうなんです、ご存じのとおり、80年代のバブル時代の若者は浮かれていました。

 といっても、私は子育てまっただ中だったので、六本木に繰りだして、踊って、おごられて、タクシーの運転手さんに1万円のチップを渡して……という派手な生活とは無縁でした。

 それでも、「ラーメンを食べるためだけに、東京から飛行機で札幌に飛んだ」などというバブリーな友人の話を、小耳にはさんだりしていました。

 そんなことを思いだして、ふと考えたのは、いま、何かを食べるためだけに、どこかに行くなら、どこへ行く?ということ。

 もちろん、現実にはそんなことは簡単にはできませんが、まだ少しお正月気分が残っているせいなのか、心弾む空想をしてみたくなりました。

 で、果たして私はどこに何を食べに行くのか……。

 真っ先に頭に浮かんできたのは、「香港で飲茶!」です。

 日本でも大きめの中華料理店に入れば、メニューの1、2ページが点心にさかれていたりします。

 でも、中国にあるようなさまざまな点心が食べられる専門店は、世界有数の食の都・東京でも、ほとんど見あたりません。

 私が空想している香港の飲茶のイメージは、ホテルや高級レストランではなく、大きな食堂のようなお店。

(写真イメージ=iStock.com/wombatza)
(写真イメージ=iStock.com/wombatza)

 にぎやかな店内を、売り子さんが小さな蒸籠(せいろ)や小皿を山積みにしたワゴンを押して、歩きまわっているようなお店です。注文はワゴンの上の料理を見て、「これとこれ!」と指さすだけでOK。漢字だらけのメニューに目をこらして、頭を抱えなくても済むんです。

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