在米9年、ニューヨーク州在住のMischaさん。アメリカのスーパーマーケットで遭遇する、日本じゃ考えられないお話を教えてくれました。(イメージ画像=iStock.com/nicoletaionescu)

私がレシートを必ずチェックする理由

 今の家に引っ越して来た、6年くらい前のことです。

 近所のスーパーに夫と立ち寄り、マフィンを1個買いました。店を出ようとしたとき、なにげなくレシートを見たら、マフィンが2個で計算されていたんです。アメリカのスーパーのベーカリーには、たいていショーケースがあって、自分で商品を袋に入れてレジに行き、そこで店員さんに何がいくつ入っているかを伝えるようになっています。

矢印のところに紙袋が置いてあって、自分で袋に入れて持っていきます
マフィン1個を買ったのに、レシートには2個と計算されていたのです

 たかだか69セントのマフィンでしたが、間違えていること自体が嫌なので、カスタマーサービスに持って行くと……係の方が1ドル38セント、返金してくれたんですよ。

 あれ? 多すぎると思って、69セントでいいですよと言ったら、「レジで打ち間違いがあったら、その金額を倍にしてお返しするのが店のポリシーなんです。」と担当者。

 これでは商品はタダになった上に、さらにその額を得します。え~っ! と、良すぎるサービスに驚いたのと同時に、待てよ? もしかしたら、こういうレジの打ち間違いって日常的にあるのかもしれないと、そのときに思ったのです。

 これをきっかけに、スーパーで買い物をするたびレシートをチェックしてみると……出るわ出るわ、正月の福引の5等の飴玉くらいに、レジの打ち間違いが(笑)。そうですね、大体4回から5回に1回の割で、あるんですよ。今まで気にしたことがなかっただけに、一体どれだけ損してきたのかなぁと思いました。

 この、間違えた金額を倍にして戻すのは、さすがにこのスーパーだけなのですが、その分の金額を戻すのは他のスーパーでもやってます。しかも、客が損する場合だけではなく、得をする場合でも(例えばオーガニックの野菜なのに、そうでない安いほうの金額で打った場合)、正直に申告するとやはり返金してくれるんです。

 一体何をそんなに打ち間違えるのかって?

 ここが、アメリカらしいとこなんですが、主な理由は、特価セールなのに、読み取りコードが変わっていないままになっているとか、レジの人が知らない野菜なんかだと適当にコードを打つとか、前例のように個数を間違えるとか、単純なコード選択ミスとか、レジの人が客とのおしゃべりに夢中になって、スキャンし忘れる(笑)とか……そこんな感じです。

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