整理収納アドバイザー・大木聖美さん。ホテルのように美しく整ったお家で、多くの雑誌や書籍で注目を集め、百貨店でのイベントや、個人レッスンも大人気。その片づけの「極意」は父の教えにあったとか。  

1日10分のちょこっと掃除で、ラクに毎日快適に

――――――「使いやすく快適な、美しい収納」「風通しのいい暮らし」。そんなポリシー通り、大木さんのお宅はスッキリしていて快適そうな様子が伝わってきます。無印良品とIKEAを活用しながら、暮らしを大事に、掃除、片づけを楽しむ極意を伺ってみました。

住み始めて10年。北欧風シンプルモダンのテイストが好き
住み始めて10年。北欧風シンプルモダンのテイストが好き

 お掃除が好きなんです(笑)。常に「ついで掃除」をやっていますね。フローリングワイパーをダーッとかける。ほこり取りでサーッと回りのホコリをとる。窓も毎日サッと拭いているからか、30秒もあれば拭き終わります。

常に「ついで掃除」。フローリングワイパーをダーッと
常に「ついで掃除」。フローリングワイパーをダーッと

 とにかくため込まないことが、ラク掃除の秘訣なんです。キッチンの油汚れも、気づいたときにやる。同じことをやるなら、イヤだな、と思わずササッとやってしまう。

 どんなに疲れて時間のない日も、トイレだけはさっとお掃除します。クエン酸スプレー(水250ミリリットルに対し小さじ1、2)、エッセンシャルオイルも足して、さっと全体にスプレーしてから、トイレットペーパーで拭き取るだけ。時間にしたらほんとに3分くらい。

 汚れって、ため込まなければ簡単に落ちるものなんです。日々のコツコツとした積み重ねこそがため込まず快適な生活を生み出すコツなんですね。1日10分のちょこっと掃除で、ため込み汚れが阻止できます!

 ちょこっと掃除を無理なく続けたいから、掃除道具や収納方法にこだわります。好きな道具を使えば、テンションが上がってお掃除も苦にならない(笑)。私の場合は、白黒、シルバーといった色で統一感を出したり、ドイツの掃除道具の老舗、レデッカー社のグッズを使って、高級感に浸りながらお掃除したり(笑)。

好きな黒、白、シルバーを使って収納にも統一感を出します
好きな黒、白、シルバーを使って収納にも統一感を出します

息子たちに片づけ習慣をつけるのはやっぱり大変!

 私、洗面所の排水口のお掃除が大好きなんです。使い古しの歯ブラシで、ゴミ受けの部分などの細かいところもゴシゴシとやっているとスッキリします。

 そんな私の姿を見ているせいか、息子たちも、洗面所で水はねさせたりすると「あ、水が飛んだ」なんて、言いつつ、自分で拭くようになりましたね(笑)。

洗面所は、使ったら水気を拭き取る、これだけで充分キレイになります。
洗面所は、使ったら水気を拭き取る、これだけで充分キレイになります。

 とはいえ、子どもはやっぱり散らかしますし、なかなか片づけの習慣をつけさせるのは大変でした。

 息子には、「靴下を脱いだら、洗濯カゴにいれておいてね」とずっと、言い続けていました。面倒だから、と親が自分でやっちゃうとだめなんですよね。具体的に、やってほしいことを、怒らずに言い続ける。

 長男が中学生になったときも、最初は、制服を脱いでソファーにポイッ、ということが続きました。「帰って制服を脱いだら、制服は自分の部屋に持っていってハンガーにかけてね」と1週間くらい言い続けた(笑)。今はもう大丈夫です。

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