ワンオペ育児を越えて。自分の「居場所」を認識した3年間

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2020/06/28 05:00

パリで暮らすマダム愛さんが、ワンオペ育児で大変だった3年を越えて、今思うこと。『みんなの暮らし日記ONLINE』3周年。皆さんはどんな3年でしたか?

 まずは翔泳社の皆様、『みんなの暮らし日記ONLINE』3周年記念、おめでとうございます。それは同時に、私にとってもこちらに記事を掲載させていただいてから3年ということ。

 あっという間の3年ではありますが、振り返ってみると本当に内容の濃い3年でもありました。

頼れる人のないパリの街で

 現在私は、アメリカの企業でディレクターをしているフランス人の夫と、今年の9月に小学校に入学する2014年生まれの息子と3人でパリに暮らしております。

 翔泳社様から『みんなの暮らし日記ONLINE』に記事を書きませんかとお話を頂いた3年前は、今とは全く違う環境で、主人はフランスの会社で働きながらほぼロシアにいる生活。息子はイヤイヤ期真っ只中の2歳児でした。

 当時、ほとんどパリにいない主人。誰も頼る人がいないパリの街でイヤイヤ期の息子をかかえ、それはもう大変な日々を送っておりました。

 毎日が息子のために回っている、要は完全に“振り回されている”という状況で、アップアップしていたのです。そんな中いただいた『みんなの暮らし日記ONLINE』への記事提供のお話。

 最初はとてもじゃないけれど、無理! そんな時間も余裕もない! と思いお断りしようかと思いました。でも、それと同時に、これは何かのサイクルを変える良いきっかけになるのかもしれないとも考え、思い切ってお受けしたことを覚えております。

 そして、すぐにその考えは決して間違っていなかったと思うようになりました。

自分は、フランスで生きている。そう感じるようになった

 フランス生活についての記事を書くことで、自分自身もフランスについて改めていろいろと考えることができ、良いところも悪いところも、明確にわかるようになったからです。

 時にはフランスの子育ての記事を書くために、フランスの育児ページなどを一生懸命調べ、それがとても勉強になり、自分の子育ても良い方向に向かうようになりました。

 そして、読者の皆様にもっとフランスの良いところ、おもしろいところ、不思議なところ、私が見聞きして感じたいろんなことをお伝えしたい! と思うように。

 それまで以上に、自分の中でどんどんとフランスに興味を持つようになって行きました。

 そしてこの3年で、自分はフランスに住んでフランスで生きているんだなと深く思えるようになったのです。

 もともと私は、フランスは旅行で行った以外には縁がなく、たまたま東京で知り合った主人と結婚をするためにフランスに渡り、翌年に息子を出産。主人は出張でほぼパリにいないので、異国で完全にワンオペ育児。心に余裕もなかったせいか、フランスに住んでいながらも、フランスについてそこまで深く考えることもなかったのだと思います。

 この3年の間、息子は2017年の9月から幼稚園に入園。そして主人は2019年の8月に転職。それにより気持ち的にも時間的にも余裕ができ、フランスへの気持ちはどんどんと強くなりました。

3年間でこれだけの変化が起きる

 私の3年、これまで。これから……。

 この3年は自分にとって自分の居場所を改めて認識する、とても貴重な年月になりました。

 そして、3年という短く感じる年月でも、これだけの変化が起きる、たくさんの可能性があると知った今、これからも1日1日を大事にし、変化を受け入れ、時には自分から変化を起こし、さらに充実した人生にして行けたら良いなと思っております。



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