身近にある、意外な縁起物を紹介していくこの連載。今回は、今が旬の「梅」がテーマです。梅仕事の良いところは、楽しい・おいしいだけじゃないようです!

なぜ「梅雨」というの?

 6月になり、梅雨前線も九州から本州へと上ってくる時期になりました。

 なぜこの時期の雨を「梅雨」というかについては諸説あるのですが、そのひとつに梅の実が熟す頃に降る雨だから、というものがあります。

 説の通り、スーパーの店頭には梅が出回り始めました。赤紫蘇や氷砂糖、保存容器なども一緒に並んで、今年もにぎやかに梅仕事の始まりを告げています。

梅は子孫繁栄を表す縁起物

 今回ご紹介する身近な縁起物は、「梅」。松竹梅でもおなじみで、春を告げる花でもあります。

 たわわに実をつけますが、「母」の字が入っていたり、「うむ」に音が通じることから、子孫繁栄の意味を表します。

 また、昔から「梅はその日の難逃れ」といい、毎朝梅干しをひとつ食べていると健康で過ごせるともいわれてきました。

 私も自分で梅干しを漬けていますが、手作りの良さは味を調節できるところ。とはいえ、なかなか味が定まらず毎年試行錯誤しています……。

 梅干しを作る過程でできるのが梅酢。昔、梅酢は調味料として使われており、塩加減を調節するという意味から「塩梅(あんばい)」という言葉が生まれたそうです。

 梅仕事でいいのは、材料を用意して保存容器に入れてしまえば、たいていのものは時間がおいしくしてくれるところ。

 梅シロップ、梅ジュース、梅酒などいろいろ作っておくと、夏の間本当に重宝します。

 今年の夏は、どうやら猛暑になるのだそう。梅の力で、心も体も健やかに乗り切りたいですね。



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2020/06/05 08:00 /article/detail/3067